放射線生物学

Radiation Biology

基礎医学, 分子生物学・細胞生物学

放射線は社会を救う

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

細井 義夫細井 義夫

細井 義夫教授

HOSOI, Yoshio Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-8132

E-Mail:hosoi*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.radbio.med.tohoku.ac.jp/index.html

その他の教員・スタッフ
  • 村田 泰彦助教

    Assistant Prof. MURATA, Yasuhiko

この分野の研究テーマ

  • DNA2重鎖切断修復を利用した放射線増感と感受性予測
  • 低線量放射線による生物影響とその分子機構の解明

研究キーワード

放射線, mTOR, DNA-PK, DNA2重鎖切断, ATM

技術キーワード

放射線照射, 細胞培養, ウエスタンブロット

分野の紹介

1.癌の放射線治療の基礎的研究
(1)DNA2重鎖切断修復を利用した放射線増感と感受性予測
DNA2重鎖切断修復酵素の一つであるATMは抗酸化能や幹細胞維持に関与している可能性が示唆されています。本研究室では、ATMが癌幹細胞やG0期にある正常細胞の放射線抵抗に関与しているという作業仮説に基づいて、その機序解明のための研究を行っています。
(2)mTORが放射線感受性に及ぼす影響
細胞が低酸素状態に置かれると放射線抵抗性になることがよく知られています。生体内では一般に低酸素状態の細胞は低栄養状態となっていると推定されます。当研究室では低栄養状態がmTOR活性に影響を及ぼし、放射線感受性に影響を与える事を明らかにしました。現在はmTOR活性とDNA2重鎖切断修復との関係に注目し研究を進めています。
2.低線量放射線の生物影響
低線量(0.5 Gy以下)の放射線を被ばくした場合には、放射線適応応答や免疫活性化など高線量の放射線を被ばくした場合と異なる現象が認められます。当研究室ではこれまでに、低線量全身照射による免疫の活性化、癌転移抑制効果とそれらの現象の原因と考えるサイトカインの産生亢進、細胞増殖因子受容体の活性化などを報告しました。現在は、非癌影響で最も致死率の上昇に関与する心筋梗塞と脳梗塞について、培養ヒト血管内皮細胞を用いて研究を進めています。

Figure 1 動物照射用の250 kV X線照射装置
Figure 1 動物照射用の250 kV X線照射装置
Figure 2 培養細胞照射用の150 kV X線照射装置
Figure 2 培養細胞照射用の150 kV X線照射装置

主な論文

  • Morita A, Murakami T, Morinaga T, Tanimoto K, Hosoi Y: Requirement of mitochondria for ATM activation by extranuclear oxidative stress in cultured human hepatoblastoma cell line HepG2 cells. Biochemical and Biophysical Research Communications 443: 1286-90, 2014.
  • Enomoto A, Fukasawa T, Takamatsub N, Itob M, Moritac A, Hosoi Y, Miyagawa K: The HSP90 inhibitor 17-allylamino-17-demethoxygeldanamycin modulates radiosensitivity by downregulating serine/threonine kinase 38 via Sp1 inhibition. European Journal of Cancer 49: 3547-3558, 2013.
  • Tanigawa K, Hosoi Y, Hirohashi N, Iwasaki Y, Kamiya K: Loss of life after evacuation: lessons learned from the Fukushima accident. Lnacet 379: 889-891, 2012.

OB・OGの主な進路

担当教員より進学志望者へのメッセージ

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