整形外科学(整形外科)

Orthopaedic Surgery

臨床医学, リハビリテーション

運動器疾患の病態解明と新たな治療開発への挑戦~患者さんの生活の質の向上を目指して~

医科学専攻

障害科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

井樋 栄二井樋 栄二

井樋 栄二教授

ITOI, Eiji, M.D., Ph.D. Professor, M.D., Ph.D.

TEL:022-717-7245

E-Mail:captain*ortho.med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.ortho.med.tohoku.ac.jp

この分野の研究テーマ

  • 肩関節疾患のバイオメカニクス研究と新たな臨床的評価法の開発
  • 四肢・関節の外傷および加齢変性における病態メカニズムの解明と新規治療法の開発

研究キーワード

肩関節, 変形性関節症, 脊髄損傷, 骨粗鬆症

技術キーワード

解剖学的解析, 有限要素解析, 動物実験, 病理解析, 分子生物学的解析

分野の紹介

(1)肩関節:新鮮遺体を用いたバイオメカニクス研究を行っています。最新の磁気センサー、ひずみセンサー、万能試験機などを用いて肩の安定化メカニズムの解明や腱板修復術の初期固定評価などを行っています。
(2)股関節:東北大学金属研究所との共同研究で、低弾性率の新しい金属材料を使った人工関節の開発を行っています。動物実験で金属の安全性や有効性を確認し、実際に新しい人工関節を作成して臨床試験を行っています。
(3)骨代謝・骨折治癒:東北大学加齢医学研究所との共同研究で、炎症作用抑制、破骨細胞機能抑制の遺伝子改変マウスを用いた骨折治癒機構の解析を行っています。骨折治癒における炎症反応や破骨細胞の機能的役割を組織学的、放射線画像、分子生物学的に検討しています(図1)。
(4)軟骨代謝:変形性関節症(OA)の発症や進展メカニズムの解明を目指しております。軟骨の破壊に関わるタンパク群の、DNAメチル化を介した発現調節を研究しています。
(5)脊椎疾患:脊髄損傷モデルを使用して、神経組織傷害の分子メカニズムや細胞死などの新たな病態の解析を行っています。循環器内科との共同研究で、高度先進医療である低出力体外衝撃治療の臨床応用や、mTOR阻害薬の脊髄損傷治療への応用についての研究も進めています(図2)。

図 1 骨折部における幹細胞の分化の解析
図 1 骨折部における幹細胞の分化の解析
図 2 脊髄損傷の細胞死メカニズムの組織解析
図 2 脊髄損傷の細胞死メカニズムの組織解析

主な論文

  • 1.Yahata K, et al. Low-energy extracorporeal shock wave therapy for promotion of vascular endothelial growth factor expression and angiogenesis and improvement of locomotor and sensory functions after spinal cord injury. J Neurosurg Spine. 25(6):745-755, 2016.
  • 2.Tateda S, et al. Rapamycin suppresses microglial activation and reduces the development of neuropathic pain after spinal cord injury. J Orthop Res. 2016. doi: 10.1002/jor.23328.
  • 3.Hatta T, et al. Comparison of Passive Stiffness Changes in the Supraspinatus Muscle After Double-Row and Knotless Transosseous-Equivalent Rotator Cuff Repair Techniques: A Cadaveric Study. Arthroscopy. 32(10):1973-1981, 2016. doi: 10.1016/j.arthro.2016.02.024.
  • 4.Tanaka H, et al. Apatite Formation and Biocompatibility of a Low Young's Modulus Ti-Nb-Sn Alloy Treated with Anodic Oxidation and Hot Water. PLoS One. 25;11(2):e0150081, 2016. doi: 10.1371/journal.pone.0150081.
  • 5.Kamimura M, et al. Impaired Fracture Healing Caused by Deficiency of the Immunoreceptor Adaptor Protein DAP12.PLoS One. 1;10(6):e0128210, 2015. doi: 10.1371/journal.pone.0128210.

OB・OGの主な進路

米国メイヨークリニック・バイオメカニクス研究所留学、英国サウサンプトン大学・骨関節研究所留学、米国マイアミ大学・マイアミプロジェクト脊髄損傷研究所留学、米国コーネル大学留学、関連病院院長・副院長、大学教員、大学病院職員、臨床勤務医、開業医

担当教員より進学志望者へのメッセージ

国内外への留学経験者も多く、他大学や海外の留学生も受け入れ、多方面で共同研究も進めています。臨床に沿った様々な研究で、多くの実績をあげています。

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