形成外科学(形成外科)

Plastic and Reconstructive Surgery

臨床医学, 免疫学, 腫瘍学

臓器特異性の無い当科だからこそできる、幅広い研究

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

館 正弘館 正弘

館 正弘教授

TACHI, Masahiro Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-8010

E-Mail:m-daigakuin*grp.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.prs.med.tohoku.ac.jp

この分野の研究テーマ

  • 創傷治癒過程とNKT細胞に関する基礎研究
  • 顔面骨吸収性プレートに関する基礎的研究

研究キーワード

創傷治癒, 炎症反応, 細菌バイオフィルム, 吸収性プレート, 虚血再灌流障害

技術キーワード

動物実験, 遺伝子改変動物, 病理解析, 電子顕微鏡

分野の紹介

我々が取り組んでいるのは、創傷治癒における白血球の役割です。いままで、白血球は創傷治癒には直接の影響は与えないと考えられてきており、白血球を除去した状況では創傷治癒が促進される知見もあることから、不要なものであるとする意見もありました。また慢性創傷では炎症が持続することがその要因であることも定説となっています。 我々は急性創傷では創面に高濃度の微生物を播種した場合、微生物の存在により好中球が集積し、TNF-α産生が高まり、創傷治癒を促進することを明らかにしてきました。このことから、微生物の存在という環境下では白血球は創傷治癒に積極的に関与することが分かってきました。創傷における白血球の挙動に影響を与えている細胞にNKT細胞があります。NKT細胞のノックアウトマウスを使った研究によって、NKT細胞の存在が白血球を抑制し、創傷治癒を抑制することを見出しました。したがって、白血球は創傷初期と慢性皮膚潰瘍ではフェノタイプが異なっている可能性が浮かび上がってきました。加えて、IL17や白血球に関連するケモカインに着目して研究をおこなっている。
慢性虚血肢に対する遺伝子治療法の開発に関しては、医工学研究科分子デリバリー分野の小玉哲也教授との共同研究において、閉塞性動脈硬化症などの慢性虚血性疾患に対する遺伝子発現および組織血流のイメージングの研究をしています。

Figure 1 細菌を負荷すると、創傷治癒が促進される
Figure 1 細菌を負荷すると、創傷治癒が促進される
Figure 2 慢性創傷とバイオフィルムの関係
Figure 2 慢性創傷とバイオフィルムの関係

主な論文

  • Shibuya N, et al. Acute Rejection of Knee Joint Articular Cartilage in a Rat Composite Tissue Allotransplantation Model. The Journal of Bone & Joint Surgery,96(12): 1033-1039, 2013
  • Kochi T, et al. Characterization of the arterial anatomy of the murine hindlimb: functional role in the design and understanding of ischemia models. PLoS One, 8(12):e84047, 2013
  • Kanno E, et al. Neutrophil-derived tumor necrosis factor-α contributes to acute wound healing promoted by N-(3-oxododecanoyl)-L-homoserine lactone from Pseudomonas aeruginosa. J Dermatol Sci. 70(2), 130-138, 2013
  • Hayashi D, et al. Low-energy extracorporeal shock wave therapy enhances skin wound healing in diabetic mice: a critical role of endothelial nitric oxide synthase. Wound Repair Regen, 20(6): 887-95, 2012
  • Tachi M, et al. Versatility of chimeric flap based on thoracodorsal vessels incorporating vascularized scapular bone and latissimus dorsi myocutaneous flap in reconstructing lower-extremity bone defects due to osteomyelitis. J Reconstr Microsurg, 26(6):417-24, 2010

OB・OGの主な進路

国立大学教員、公立病院医師、国立大学検査部、医学系出版社

担当教員より進学志望者へのメッセージ

保健学科卒業の方が修士課程、博士課程に進学しています。基礎系の研究室と自由にタイアップできますので、広いバックグラウンドを持つ方々の応募をお待ちしております。

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