地域保健学

Community Health

看護学, 腫瘍学, 公衆衛生学

がん予防及びがんの予後向上を目的とした各種がんのリスク要因・予後要因の解明

保健学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

宮下 光令宮下 光令

宮下 光令教授

MIYASHITA, Mitsunori Professor, R.N. P.H.N. Ph.D.

TEL:022-717-7924

この分野の研究テーマ

  • 疫学研究による各種がんのリスク要因・予後要因の解明
  • がんの罹患動向の観察及び統計モデルを用いた疾病分布規定要因の解明

研究キーワード

がん, リスク要因, 予後要因, 生活習慣, がんの罹患動向

技術キーワード

疫学, 生物統計学, 症例対照研究, コホート研究, がん登録

分野の紹介

1981年以来、悪性新生物は日本人の死因順位の第1位を占め、がん医療の向上・がん予防対策の推進が急がれています。私たちは、疫学研究の手法を用いて各種がんのリスク要因・予後要因・がんの地域分布や年次推移を規定する要因を解明し、微力ながらもがん医療・予防に貢献したいと考えています。現在、当分野では、日本人の主要がんである胃がん、肺がん、乳がんのリスク要因の解明を目標としています。特に、乳がんについては症例対照研究・コホート研究によって、リスク要因の多くを既に解明・報告しており、今後は、ホルモン値・遺伝子多型などのバイオマーカーと環境要因の交互作用も探ってみたいと思っています。一方、がん医療の向上に伴うがんの有病率増加が想定される現状では、がんの予後要因の解明も重要な課題です。遺伝子診断や創薬など新たな医療技術や治療法の開発が進んでいますが、がんの患者さんにとっては「どのような生活習慣が生命予後の改善に繋がるのか」は大きな関心事です。私たちは、リスク要因だけでなく、患者コホート研究による予後要因の解明も目指しています。

Figure 1 統計モデルに基づく宮城県の世代別乳がん罹患リスク
Figure 1 統計モデルに基づく宮城県の世代別乳がん罹患リスク
Figure 2 世代別乳がん罹患リスクに寄与するリスク要因とその推移
Figure 2 世代別乳がん罹患リスクに寄与するリスク要因とその推移

主な論文

  • Minami Y, et al. Family history, body mass index and survival in Japanese patients with stomach cancer: a prospective study. Int J Cancer. 136(2):411-424, 2015
  • Seki T, et al. Cigarette smoking and lung cancer risk according to histologic type in Japanese men and women. Cancer Sci. 104(11): 1515-1522, 2013
  • Kawai M, et al. Anthropometric factors, physical activity, and breast cancer risk in relation to hormone receptor and menopausal status in Japanese women: a case-control study. Cancer Causes Control. 24(5): 1033-1044, 2013
  • Kawai M, et al. Body mass index and survival after breast cancer diagnosis in Japanese women. BMC Cancer, 2012 Apr 17;12:149. doi: 10.1186/1471-2407-12-149
  • Minami Y, et al. Being breastfed in infancy and adult breast cancer risk among Japanese women. Cancer Causes Control. 23(2):389-398, 2012

OB・OGの主な進路

がんセンター医師、大学病院看護師、企業の健康管理室保健師

担当教員より進学志望者へのメッセージ

疫学は科学的根拠に基づく医療・疾病予防活動を推進するための基本的な方法論です。大学院では疫学の基礎を修得することを目標に、焦らず地道に学んで欲しいと思います。

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