内分泌応用医科学

Endocrinology and Applied Medical Science

基礎医学, 分子生物学・細胞生物学

生理活性ペプチドの研究を通して病態を知るーそして、臨床検査学の展開研究へ

保健学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

高橋 和広高橋 和広

高橋 和広教授

TAKAHASHI, Kazuhiro Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-7482

E-Mail:ktaka-md*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

この分野の研究テーマ

  • 神経ペプチドや心血管ペプチドの循環器・神経内分泌疾患における内分泌・代謝学研究
  • プロレニン受容体の研究、特に癌、造血、睡眠時無呼吸症候群における機能解析

研究キーワード

神経ペプチド, プロレニン受容体, 生理機能, 神経内分泌, 心血管内分泌

技術キーワード

細胞培養, 分子生物学, 免疫組織化学, ウェスタンブロット法, ELISA

分野の紹介

内分泌応用医科学分野では、神経ペプチドや心血管ペプチドの内分泌・代謝学研究を通して、ホルモンによる生体の制御機構の解析を行っております。
近年、生理活性ペプチドは、内分泌細胞や神経細胞から産生・分泌されるのみならず、心筋細胞(心房性ナトリウム利尿ペプチドやB型ナトリウム利尿ペプチド)、血管内皮細胞(エンドセリン)、免疫担当細胞(ACTHやコルチコトロピン放出ホルモン)や脂肪細胞(レプチンやレジスチン)からも産生・分泌されることが明らかになってきました。本分野では、新規神経ペプチド/心血管ペプチドを対象に、脳神経系(神経内分泌学)や循環器系の内分泌学研究(心血管内分泌学)を行い、肥満症・高血圧・糖尿病・虚血性心疾患等の生活習慣病、慢性腎不全や悪性腫瘍の新規検査法や治療法開発につながる応用研究を目指しております。
ここ数年間は、主としてレニンの前駆体であるプロレニンに対する受容体、プロレニン受容体を研究の対象としてきました。特に、腫瘍増殖におけるプロレニン受容体の生理機能の解明、造血とプロレニン受容体の関係や、睡眠時無呼吸症候群における可溶性プロレニン受容体の血中濃度の研究を行ってきました。なお、睡眠時無呼吸症候群の研究は、岩手医科大学睡眠医療学科(櫻井 滋教授)との共同研究です。

Figure 1 浸潤性乳癌におけるプロレニン受容体の発現
Figure 1 浸潤性乳癌におけるプロレニン受容体の発現
Figure 2 睡眠時無呼吸症候群とプロレニン受容体
Figure 2 睡眠時無呼吸症候群とプロレニン受容体

主な論文

  • Ohba K, et al. Expression of (pro)renin receptor in breast cancers and its effect on cancer cell proliferation. Biomed Res (Tokyo), 35:117-126; 2014
  • Nishijima T, Tajima K, Takahashi K, Sakurai S. Elevated plasma levels of soluble (pro)renin receptor in patients with obstructive sleep apnea syndrome: Association with polysomnographic parameters. Peptides, 56:14-21; 2014
  • Yamamoto H, et al. Increased expression of (pro)renin receptor in aldosterone-producing adenomas. Peptides, 49:68-73; 2013
  • Kaneko K, et al. Expression of (pro)renin receptor in human erythroid cell lines and its increased protein accumulation by interferon-γ. Peptides, 37:285-289; 2012
  • Takahashi K, Totsune K. Urotensin peptides, p. 1437-1442. In Kastin AJ (ed), Handbook of Biologically Active Peptides, Second Edition. Elsevier, Amsterdam, Boston, Heidelberg, London, New York, Oxford, Paris, San Diego, San Francisco, Singapore, Sydney, Tokyo 2013

OB・OGの主な進路

大学教員、病院職員、企業(製薬系、臨床検査系)

担当教員より進学志望者へのメッセージ

基礎から論文執筆まで確実にステップアップを! 受入大学院生の多くは、臨床検査技師ですが、医師その他の職種の方で、当分野で研究したい方も遠慮なくご相談ください。

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