機能画像医学研究(加齢核医学科)

Nuclear Medicine and Radiology

放射線医学・バイオイメージング, 神経科学

超高齢化社会に対し、健康な脳を築き、維持するには何が重要かを明らかにする

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

瀧 靖之瀧 靖之

瀧 靖之教授

TAKI, Yasuyuki Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-8556

E-Mail:nmr_info*grp.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.nmr.idac.tohoku.ac.jp/

この分野の研究テーマ

  • ヒト脳の発達、加齢に伴う形態、機能変化の解明
  • 遺伝要因と生活習慣が脳形態、脳機能、認知力に与える影響の解明

研究キーワード

脳, 磁気共鳴画像, 自閉症, 認知症, 発達・加齢

技術キーワード

画像解析, データベース, 遺伝子解析, ビッグデータ解析

分野の紹介

我々は、生活習慣等の環境要因と遺伝要因が脳形態や脳機能、認知力にどのように影響するかを解明しています。具体的には、子供たちの脳がどのように発達し、また食習慣、睡眠習慣、親子関係等、どのような生活習慣が健やかな脳発達を促進するか、そして遺伝要因と生活習慣がどのように脳発達に影響するかを研究しています。更に、脳はどのように加齢し、飲酒喫煙、睡眠等どのような生活習慣が脳加齢、認知力低下を抑えるか、また種々の遺伝要因はどのように関わるかを研究しています。これらを明らかにするために、幅広い年齢層の多数の被験者から脳MRIを収集し、生活習慣、認知力、遺伝子のデータを組み合わせた世界でも有数の規模の脳画像データベースを作成し、このデータベースを用いて、脳形態、脳血流、認知力と種々の要因との相関解析を行っています。併せて、自閉症、認知症等の疾病、障害の方々のデータも収集して、これらの病因や早期診断、発症予防を目指した研究も行っています。更に、震災などによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)や心身症による脳の形態変化、認知力の変化、さらにはPTSD後の認知力低下の機序や早期診断に関する研究も遂行しています。このように、ミクロ(遺伝子)からマクロ(脳MRI)のレベルのデータを有機的に統合することで、生涯健康脳の維持に関する研究を遂行しています。

Figure 1 小児における年齢と脳血流との相関
Figure 1 小児における年齢と脳血流との相関
Figure 2 小児における年齢と灰白質量との相関
Figure 2 小児における年齢と灰白質量との相関

主な論文

  • Sekiguchi A, et al. Resilience after 3/11: Structural brain changes 1 year after the Japanese Earthquake. Molecular Psychiatry, in press.
  • Mutoh T, et al. Early-intensive versus minimally-invasive approach to postoperative hemodynamic management after subarachnoid hemorrhage. Stroke, 45:1280-1284, 2014.
  • Taki Y, et al. Linear and curvilinear correlations of brain white matter volume, fractional anisotropy, and mean diffusivity with age using voxel-based and region-of-interest analyses in 246 healthy children. Human Brain Mapping, 34:1842-56, 2013.
  • Taki Y, et al. Correlation between high-sensitivity C-reactive protein and brain gray matter volume in healthy elderly subjects. Human Brain Mapping, 34:2418-24, 2013.
  • Taki Y, et al. A longitudinal study of the relationship between personality traits and the annual rate of volume changes in regional gray matter in healthy adults. Human Brain Mapping, 12:3347-53, 2013.

OB・OGの主な進路

各医療機関の勤務医、開業医、研究機関、大学教員

担当教員より進学志望者へのメッセージ

脳研究は国際競争は激しいですが、実社会や患者さんへの還元という点で非常にやりがいがあります。当研究室では、個性や研究興味を最大限尊重してサポートします。

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