災害公衆衛生学

Disaster Public Health

公衆衛生学

大規模災害後の中長期的健康復興

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

栗山 進一栗山 進一

栗山 進一教授

KURIYAMA, Shinichi Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-8104

E-Mail:kuriyama*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://irides.tohoku.ac.jp/organization/medicine/06.html

この分野の研究テーマ

  • 災害で増加する疾患のモニタリング研究
  • 災害で増加する疾患の制御に関する疫学研究

研究キーワード

大規模災害, 健康問題, 公衆衛生学, 介入研究, 想定災害

技術キーワード

コホート研究, 健康モニタリング, 調査票, 全国調査, 健康介入

分野の紹介

大規模災害後に病気の増加という禍根を残さないよう、大規模災害後の中長期的健康状態のモニタリングと、その結果に応じた介入研究を行っています。
1.東北メディカル・メガバンク計画:
東北メディカル・メガバンク機構と密接に連携し、地域子ども長期健康調査、三世代コホート調査を通して被災地における健康調査に全力をあげています。地域子ども長期健康調査では、仮設住宅に居住する子ども達の間でアトピー性皮膚炎が増加していることが判明しました。
2.アトピー性皮膚炎等アレルギー疾患患児とその保護者の受診判断を促すパンフレットの開発と有用性の研究:
アレルギー性疾患患児とその保護者が、受診すべき疾患の症状を理解するためのパンフレットを開発し、活用しています。
3.東日本大震災被災地の小児保健に関する調査研究:
被災地の子どもの発育状況を把握し、震災による子どもの発育への影響を明らかにしています。保育所データ、乳幼児健診データを用いて、経年的に子どもたちの成長を評価しています。
4.仮設住宅におけるかび・ダニの発生状況とアレルギー症状との関連研究:
石巻市を対象として、仮設住宅等のかび・ダニ発生状況と、特に小児におけるアレルギー症状との関連を研究しています。
5.想定される大規模災害の健康被害最小化研究:
東日本大震災で得られた教訓を活かし、次に想定される大規模災害における健康被害を最小化する研究を行っています。

Figure 1 震災が保育園児の成長に与える影響
Figure 1 震災が保育園児の成長に与える影響
Figure 2 掛川コホートスタディ
Figure 2 掛川コホートスタディ

主な論文

  • Ohuchi N, et al. Sensitivity and specificity of mammography and adjunctive ultrasonography to screen for breast cancer in the Japan Strategic Anti-cancer Randomized Trial (J-START): a randomized controlled trial. Lancet 2015. pii: S0140-6736(15)00774-6.
  • Nagasaki M, et al. ToMMo Japanese Reference Panel Project, Yamamoto M. Rare variant discovery by deep whole-genome sequencing of 1,070 Japanese individuals. Nat Commun. 2015;6:8018.
  • Kikuya M, et al. Protocol and Research Perspectives of the ToMMo Child Health Study after the 2011 Great East Japan Earthquake. Tohoku J Exp Med. 2015;236:123-30.
  • Nishigori H, et al. Correlation Between the Great East Japan Earthquake and Postpartum Depression: A Study in Miyako, Iwate, Japan. Disaster Med Public Health Prep. 2015;9:307-12.
  • Hasegawa J, et al. Change in and long-term investigation of neuro-otologic disorders in disaster-stricken Fukushima prefecture: retrospective cohort study before and after the Great East Japan Earthquake. PLoS One. 2015;10:e0122631.

OB・OGの主な進路

公衆衛生学研究者、企業研究者、臨床・実地医療関係者

担当教員より進学志望者へのメッセージ

大規模災害後、中長期的に人々の健康状態が損なわれることが明らかとなってきました。本教室では東日本大震災後の健康復興、及び次に来る災害への備えをしています。

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