病態生理情報学

Informatics on Pathophysiology

基礎医学, ゲノミクス・ジェネティクス・エピジェネティクス

炎症性腸疾患を含めた生活習慣病の病因・病態を明らかにし、新たなバイオマーカーと治療法の確立をめざす

医科学専攻

  • 博士課程

教員構成

木内 喜孝木内 喜孝

木内 喜孝教授

KINOUCHI, Yoshitaka Professor, M.D.

TEL:022-717-8010

E-Mail:m-daigakuin*grp.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.health.he.tohoku.ac.jp/

この分野の研究テーマ

  • 炎症性腸疾患の病因・病態解析 ― 特にゲノム/エピゲノム解析を中心にー
  • 炎症性腸疾患の新たなバイオマーカーと治療法の確立

研究キーワード

炎症性腸疾患, 疾患感受性遺伝子, オーダーメイド医療, 生活習慣病, エピゲノム

技術キーワード

ゲノムワイド相関解析, エピゲノム解析, パイロシークエンス

分野の紹介

生体の恒常性の維持には神経性、体液性、行動性調節機序が重要な役割を果たしている。これらの調節系は外的、内的負荷に対して秒単位の応答、から年単位の応答等の時系列で応答し、代償されることにより健康な生命維持機能が保持されている。ライフスタイルの異常によりこれらの応答機能に破綻が起こると健康が障害され、生活習慣病等種々の疾病が惹起される。本研究室では、炎症性腸疾患に関する研究、糖尿病を含む生活習慣病に関する研究、動脈硬化に関する研究を進めている。
炎症性腸疾患に関する研究では、その発生機序・病態解明とその臨床応用を中心に行っている。特に、日本人炎症性腸疾患の感受性遺伝子の同定、感受性遺伝子の機能解析、バイオマーカーの開発、さらに治療法開発を医学系研究科消化器病態学分野と共同で行っている。また疾患感受性に影響を与えるあるいは病態に寄与するエピゲノム変化について、臨床検体を用いた解析を行っている。

Figure 1 クローン病リンパ球のDNAメチル化異常
Figure 1 クローン病リンパ球のDNAメチル化異常
Figure 2 脱メチル化剤でアポトーシス抵抗性消失
Figure 2 脱メチル化剤でアポトーシス抵抗性消失

主な論文

  • Shimodaira Y, et al. Modulation of endoplasmic reticulum (ER) stress-induced autophagy by C/EBP homologous protein (CHOP) and inositol-requiring enzyme 1α (IRE1α) in human colon cancer cells. Biochem Biophys Res Commun 445(2):524-33, 2014.
  • Moroi R, et al.. FCGR3A-158 polymorphism influences the biological response to infliximab in Crohn's disease through affecting the ADCC activity. Immunogenetics. 65(4):265-71, 2013.
  • Asano K, et al. A genome-wide association study identifies three new susceptibility loci for ulcerative colitis in the Japanese population. Nature Genetics 41:1325-1329, 2009.
  • Kakuta Y, et al. TNFSF15 transcripts from risk haplotype for Crohn’s disease are overexpressed in stimulated T cells. Hum molecular Genetics 18(6):1089-1098, 2009.
  • Negoro K, et al. Crohn's disease is associated with novel polymorphisms in the 5'-flanking region of the tumor necrosis factor gene. Gastroenterology 117: 1062-1068, 1999.

OB・OGの主な進路

担当教員より進学志望者へのメッセージ

炎症性腸疾患病因病態解明、生活習慣病の病因病態解明を中心に研究を行っています。研究室の目指すところは、臨床に役に立つところまで研究・開発を進めることです。

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