生活習慣病治療薬学

Pharmacotherapy

基礎医学, 分子生物学・細胞生物学

環境因子・金属によるアレルギー増悪化機構の解明、およびファーマコゲノミクスによる個別化医療の推進

医科学専攻

  • 博士課程

教員構成

平澤 典保平澤 典保

平澤 典保教授

HIRASAWA, Noriyasu Professor, Ph.D.

TEL:022-795-5915

E-Mail:hirasawa*m.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~seikatsu/mysite1/index.html

この分野の研究テーマ

  • 環境因子・金属によるアレルギー炎症の薬理生化学的解析
  • 抗アレルギー薬の開発研究

研究キーワード

アレルギー性皮膚炎, 金属アレルギー, 抗アレルギー薬, 個別化医療, 薬物動態予測

技術キーワード

TSLP産生細胞, 金属イオン濃度測定, 薬理遺伝学, CYPバリアント

分野の紹介

1.環境中の様々な化学物質は免疫応答に影響を及ぼし、アレルギー性疾患の誘発、増悪化に関与している。また、金属を含む装飾品や体内へ留置される医療器具により金属アレルギーの発症も増加している。これらのアレルギー誘発増大の分子メカニズムの解明と予防法の確立を目指している。具体的には (1)生活環境中の化学物質によるヒスタミンやTSLPの産生とアレルギー炎症増悪化機構、(2) 医用材料からの金属イオン溶出機構と金属イオンによる免疫修飾について、マウスの病態モデルおよび培養細胞を用いた研究を行なっている。
2.同じ薬を服用しても、患者ごとにその効き目や副作用の出具合が異なる。その原因の1つとして薬物代謝酵素等の遺伝子変異がある。このように薬の作用に影響を及ぼす遺伝子変異を明らかにし、個別化医療に応用するファーマゲノミクス解析、およびベッドサイドでの遺伝子診断技術の開発に取り組んでいる。また、約400種のCYPバリアント酵素ライブラリーを構築して、様々な医薬品における代謝能の変化を解析し、遺伝的な違いによる薬物動態変化の予測を行っている。

Figure 1 環境・習慣によるアレルギー炎症誘発
Figure 1 環境・習慣によるアレルギー炎症誘発
Figure 2 遺伝的背景を考慮した個別化医療の推進
Figure 2 遺伝的背景を考慮した個別化医療の推進

主な論文

  • Asakawa S, et al. Nickel ions selectively inhibit lipopolysaccharide-induced interleukin-6 production by decreasing its mRNA stability. PLoS One 10:e0119428, 2015
  • Segawa R, et al. Identification of a cell line producing high levels of TSLP: Advantages for screening of anti-allergic drugs. J Immunol Methods. 402:9-14, 2014
  • Hiratsuka M, et al. Genetic polymorphisms of dihydropyrimidinase gene in a Japanese patient with capecitabine-induced toxicity. PLoS One. 10:e0124818, 2015
  • Niinuma Y, et al. Functional characterization of 32 CYP2C9 allelic variants. Pharmacogenomics J. 14:107-114, 2014
  • Ohsawa Y, Hirasawa, N. The antagonism of histamine H1 and H4 receptors ameliorates chronic allergic dermatitis via anti-pruritic and anti-inflammatory effects in Nc/Nga mice. Allergy. 67:1014-1022, 2012

OB・OGの主な進路

大学病院、薬局

担当教員より進学志望者へのメッセージ

創薬を目指した基礎研究、先端の個別化医療の推進、これらに伴うレギュラトリーサイエンスに興味のある意欲的な大学院生を歓迎します。

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