多発性硬化症治療学寄附講座

多発性硬化症、視神経脊髄炎および類縁疾患の診断、治療および免疫病態に関する臨床研究

教員構成

青木 正志青木 正志

青木 正志教授

AOKI, Masashi Professor, M.D., Ph.D.

TEL:022-717-7189

E-Mail:aokim*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.ms.med.tohoku.ac.jp/index.html

この分野の研究テーマ

  • 多発性硬化症の原因解明及び治療法の開発
  • 免疫性神経疾患におけるバイオマーカーについての研究

研究キーワード

多発性硬化症, 視神経脊髄炎, アクアポリン4抗体, ミエリンオリゴデンドロサイト, 脱髄

技術キーワード

神経免疫学, バイオマーカー, 脱髄の病理, 動物モデル, HEK293

分野の紹介

本邦における多発性硬化症(MS)の特徴を明らかにし、数々の国際共同研究によって視神経脊髄炎(NMO)の特異的抗体の発見に寄与してきた。MSおよびNMOの国際的な診断基準に関わり、抗アクアポリン4抗体等の全国からの測定依頼に応えて日本のMSおよびNMO診療向上に貢献している。また、抗アクアポリン4抗体陰性のNMO関連疾患の中に抗ミエリンオリゴデンドロサイト蛋白(MOG)抗体陽性の症例が含まれていることを報告し、抗MOG抗体が視神経炎や小児の散在性脳脊髄炎で高頻度に出現することを見いだし、これらの臨床像の全容解明を目指している。特異的抗体の病原性について、抗アクアポリン4抗体や抗MOG抗体による培養細胞やモデル動物への影響を解析している。我々のこれまでの研究から、従来MSで一括りにされていた病態が種々のバイオマーカーを基に分類されるようになり、治療法の選択に影響を与え、日本のMSやNMOの予後を劇的に改善している。今後、さらにバイオマーカーの探索を主体とした基礎研究を発展させ神経学の発展に貢献していきたい。

Figure 1 HEK293T細胞を用いた抗AQP4抗体の検出
Figure 1 HEK293T細胞を用いた抗AQP4抗体の検出
Figure 2 多発性にAQP4脱落を呈するNMO動物モデル
Figure 2 多発性にAQP4脱落を呈するNMO動物モデル

主な論文

  • Takai Y, et al. Hypoxia-like tissue injury and glial response contribute to Balo concentric lesion development. Neurology 87(19):2005-2005, 2016.
  • Kaneko K, et al. Myelin injury without astrocytopathy in neuroinflammatory disorders with MOG antibodies. J Neurol Neurosurg Psychiatry 87(11):1257-1259, 2016.
  • Akaishi T, et al. Lesion length of optic neuritis impacts visual prognosis in neuromyelitis optica. J Neuroimmunol 293:28-33, 2016.
  • Kurosawa K, et al. Severely exacerbated neuromyelitis optica rat model with extensive astrocytopathy by high affinity anti-aquaporin-4 antibody. Acta Neuropathol Commun 2015;3:82..
  • Sato DK, et al. Distinction between MOG antibody-positive and AQP4 antibody-positive NMO spectrum disorders. Neurology 82(6):474-81, 2014.

OB・OGの主な進路

大学教員、病院医師

担当教員より進学志望者へのメッセージ

多発性硬化症や類縁疾患の診療や疾患マーカー、病態研究に興味のある方を歓迎しています。

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