東北大学大学院医学系研究科 大学院教育改革支援プログラム

Home >  大学院生の声 > 海外学会参加報告 古瀬 祐気

大学院生の声

海外学会参加報告
古瀬 祐気

第14回国際感染症学会(The 14th International Congress on Infectious Diseases)に参加してきたので報告いたします。

本学会は米国マイアミで2010年3月9日〜12日に開催され、参加者は約3000名におよぶ大規模なものでした。内容は細菌・ウイルス・真菌・寄生虫など多岐にわたり、先進国からの基礎的実験や大規模な疫学研究の結果が紹介されるとともに、途上国における感染症脅威の実態などが発表され、国内の学会では知ることのできない知識を多く吸収することができました。特に、Neglected Tropical Diseases(先進国では現在問題となっていないが、途上国において多大な被害をもたらしている、研究のあまりなされていない感染症)に関するシンポジウムや講演は大変興味深く、感染症対策の国際的取組みの重要性を痛感することができました。

私は、本学会において口頭発表をする機会を頂戴しました。このような国際学会で発表できたことは、大変貴重な経験になりました。発表では、インフルエンザウイルスの重複感染が頻繁に起こるものである可能性を示し、その重要性を提言しました。多くの聴衆から興味を持っていただき、活発な議論を展開することができました。本学会で見たこと・聞いたこと・学んだことは今後につながるものであると確信しています。

最後に、本学会へは大学院教育改革支援プログラムより学会参加助成を頂き、参加いたしました。厚く感謝申し上げます。

海外学会参加報告