東北大学大学院医学系研究科 大学院教育改革支援プログラム

Home >  大学院生の声 > 国内学会参加報告 金川 仁子

大学院生の声

国内学会参加報告
金川 仁子

この度、大学院教育改革支援プログラムより助成をいただき、第1回アジア慢性期医療学会The 1st Asian Congress of Medical and Care Facilities (3/13〜14・京都)へ参加しましたので報告いたします。

本学会は、11ヶ国、約1600名が参加し、アジア圏における慢性期医療、特に、社会保障政策を主軸に、ターミナルケア・リハビリテーション・医療介護分野における労働市場の国際連携などをテーマとした慢性期領域で日本初の国際的な学会でした。

シンポジウムでは、地域における慢性期医療との連携・介護福祉領域との連携など、アジア諸国の共通課題である超高齢化社会のヘルスケアの質と在り方について論議が交わされ、各国の社会保障制度の実状や課題・今後の展望など、最新事情を得る機会となりました。

今回、私は「介護療養型医療施設利用者における在宅ケアへの移行の可能性の検討」~Seeking Potential to Transfer Patients from Long-term Care Facilities to home When Long -term Care Bed Grouping Regulation Changes~をテーマに、療養病床再編計画後の在宅ケアへの移行による影響と課題について、口述発表いたしました。

セッションの中では、同様のテーマで研究されている先生方に多数の意見をいただくことができ、さらに、レセプションでも意見交換ができたことは大変貴重な経験でありました。今回の学会に参加して感じたことは、コミュニケーションのツールとして英語を自在に使うことができれば、より多くの方々と意見交換ができるということです。自身の研究の質を高めていくためにも、今後の課題にしたいと思います。

このような有意義なチャンスを与えてくださった大学院教育改革支援プログラムとご尽力いただいた大学院教務の方々に心より感謝いたします。

国内学会参加報告