東北大学大学院医学系研究科 大学院教育改革支援プログラム

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大学院生の声

国内学会参加報告
菊池 敦生

この度、大学院教育改革支援プログラムから助成をいただき、The 1st Asian Congress for Inherited Metabolic Diseases へ参加いたしましたので、ご報告します。今回初めて開催された会議ですが、アジア・オセアニア各国から先天代謝異常に関わる臨床家・研究者が200人以上集結し、一般演題として22題の口演、81題のポスター発表に加え、特別講演、シンポジウムが数多く詰め込まれていました。

私は今回、シトリン欠損症という疾患の責任遺伝子解析において、日本人高頻度変異を迅速・簡便に行う方法について、ポスター発表をいたしました。アジアに多く、東北大学を含む日本の研究者によって解明された疾患であり、アジアの先天代謝異常の分野では高い関心が払われています。本疾患研究の第一人者の先生からは今後の研究協力について情報交換することができ、本発表が意義深いものとなりました。本会議では、シトリン欠損症ワークショップも催され、こちらも興味深いものとなりました。

本会議の参加により、研究の意義や方向性を見つめ直すよい機会となりました。このような機会を与えてくださった大学院教育改革支援プログラムに感謝いたします。

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