東北大学大学院医学系研究科 大学院教育改革支援プログラム

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大学院生の声

海外学会参加報告
木村 修

この度、大学院教育改革支援プログラムから助成を頂き、The 20th Conference of the Asian Pacific Association for the Study of the Liver (APASL)へ参加させて頂いたのでご報告いたします。本年度のAPASLは北京で3/25〜3/28まで実施され、アジア環太平洋を中心に世界各国から多くの方が参加される学会です。

今回私は、幸運にも本学会において口頭発表をする機会を頂きました。緊張しやすい私にとっては、国内の学会でも緊張するのに、このような国際学会での発表での緊張は表現に絶するものでした。結果、発表はまだまだ十分なものでなく、質問に対しても満足に答えられず、必ずしも、胸を張れるものではありませんでしたが、大学院時代にこのような国際学会で発表をする機会が得られたのは大変貴重な経験となりました。

今回の学会を通して、中国を始め、日本以外のアジアの勢いの様なものを強く感じました。肝臓病は、日本と比較すると中国などのアジアではB型肝炎の罹患率がまだまだ高く、C型肝炎の年齢分布も日本より若く十数年前の日本に近い印象です。正直、日本以外のアジアはまだまだ遅れているのではないかと思っていましたが、治療や研究に対する熱意は強く、研究の分野などでは既に日本を超えているものもあるのではないか感じさせられました。

ともすると内向きになってしまう私にとって、大学院時代にアジア勢いを感じることができたのは、今後の人生にとって大きな糧になると思います。

最後に、このような機会を与えてくださった大学院教育改革支援プログラムに感謝をいたします。

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