障害科学専攻特集

高次機能障害学分野
渡部 宏幸さん

東北大学の障害科学専攻を選んだ理由を教えてください。

理由は大きく2つあります.第一に,世界レベルの優秀な研究者が集まっていることです.自分の所属する研究分野はもちろんのこと,各領域に第一線で活躍している著名な教員が多く,学際的な視点から研究を行う機会が得られます.第二に,卒業後に国際的な研究や教育を自立して行えるようになるためです。障害科学は,世界の中でも非常に独創的な専攻であり,これまでに研究者や教員として国際貢献を実際に行う人材を数多く輩出してきた歴史があります。つまり,これらは研究に専心する上で最高の環境が整っているといえます。

どんな研究をしていますか?

高次脳機能障害について研究を行っています。高次脳機能障害とは,主に神経疾患あるいは脳損傷による意識,情動,注意,記憶,言語,遂行機能,行為,空間認知,知覚 (視覚,聴覚,体性感覚など) など様々な神経心理学的障害です。これらの症状を正確に把握し,その土台にある大脳の働きを解明し,障害治療を進めるのが研究室の目標です。神経疾患や脳損傷患者さんの症候から,「人の心」に迫ろうとする極めてユニークな研究領域です。

研究室での一日の生活はどのようなものですか?

基本的に生活や研究に費やす時間は自由です。好きな時間に来て,好きな時間に帰っていきます。私の場合は,朝は8時前に研究室に来て,20時〜遅くとも22時前には帰宅するようにしています。午前中はだいたい実験を行い,途中に1時間ほど休憩し,午後は実験結果をまとめたり論文を読んだりとデスクワークをしています。実験結果に一喜一憂しながらも,担当教員の熱心な指導のもと,充実した研究生活を送っています。

受験を考えている方へのメッセージをお願いします。

今日という日は,残りの人生の最初の一日です。残念ながら,世界の全てを見聞できるほど私達の人生は長くは続きません。だからこそ,自分自身が興味や関心のあること,楽しいと思えること,熱中できることを見極め,それを研究していくことは人生をより充実させていくのではないでしょうか。人生は一度きり。迷っている暇などありません。ぜひ東北大学の門を叩いてみてください!!

※所属や職名などは、記事発表当時のものとなっております。

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