障害科学専攻特集

内部障害学分野修了
(現:東京大学工学系電気系工学専攻)
高島 健太 特任研究員

大学院での研究テーマについて教えて下さい。

修士課程のテーマは「末梢動脈疾患モデルラットの血流回復過程における新規血管新生因子の解析」でしたが、博士課程ではテーマがかわり「生体内分解性材料を用いた脊髄損傷細胞移植治療」という研究をしていました。

東北大学の障害科学専攻の特色は何でしょうか?

障害科学専攻では多職種の方が入学されます。私の所属していた研究室では、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士など多職種の医療スタッフが所属しており、多角的な観点から議論を深めることができることが非常に魅力的な点でした。また、その職種で優秀な方々が集まっているので、様々な分野にまで人脈を広げることができたと思います。

修士課程と博士課程では、研究についての姿勢などに変化はありましたか?

修士課程では研究室の先輩方から研究の手法を学ぶのが中心でしたが、博士課程になってからはその手法に加えてを自分で新しい手法を発展させていく必要がありました。また、博士課程では、スタッフの先生方や研究員の方々とより深い議論が不可欠となり、その分自分の研究分野に対する深い知識が要求されるので、研究者としての意識が高まったと思います。

障害科学専攻での経験は現在の仕事にどのように役に立っていますか?

現在所属している研究室では電子工学や材料工学の専門家と一緒にウェアラブルエレクトロニクスの応用研究を異分野融合で進めており、私は医療分野の専門家として生体情報計測について意見を求められることがあります。障害科学専攻で所属していた内部障害学分野では大学院生が運動負荷試験、筋電図計測、心電図解析、近赤外分光法、動作解析などの様々な生体情報計測を行っていたので、その手伝いをしていた経験が現在生かされていると思います。

教育職や研究職を目指す方へのメッセージをお願いします。

大学院時代は研究だけに集中できる貴重な時間ですので、研究結果を色々な先生方や若手研究者と議論し、かつ人同士としても交流を深めてほしいと思います。東北大がある仙台は自然が多く、また美味しい料理やお酒が豊富にある魅力的な街ですので、研究に行き詰ったときはリフレッシュできるような環境が整っています。入学した際には、是非、充実した研究生活を送って欲しいと思います。

※所属や職名などは、記事発表当時のものとなっております。

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