障害科学専攻特集

高次機能障害学分野
森 悦朗 教授

どのようなテーマで研究をされていますか?

大脳の損傷や疾患が原因で生じる障害を、どのように診断して介入・治療するかという研究しています。特に、記憶や言語機能、視覚認知、幻覚・妄想といった高次脳機能の障害はもちろん、機能障害を引き起こす疾患そのものにもどう介入して治療するのかを研究対象にしています。例えば、パーキンソン病やレビー小体型認知症、脳卒中や特発性正常圧水頭症に由来する健忘症・認知症について、世界をリードするような研究を行っています。脳の外傷を原因とする高次脳機能障害も研究対象です。

障害科学専攻の「強み」を教えて下さい。

本専攻は、障害科学をテーマとした日本で最初の大学院です。開設当初から実際に患者さんを診る臨床系研究に力を入れてきた伝統があります。今でいうトランスレーショナル・リサーチを実践してきたこともあり、臨床系研究の多くのノウハウやスキルが蓄積されています。臨床系研究にこだわり、医学の周辺領域も巻き込んで、実践的な研究を行えるところです。

どのような学生を求めていますか?

熱意を持って研究テーマに取り組む学生を求めています。我々は世界を相手にしていますので、英語での論文発表・学会発表を行い国際的な知見を得ていく、スケールの大きい良い意味で“野心”を持った学生ですね。また、この研究分野でトップの研究者を育成していくことを目標としていますので、現状に満足せず、研究領域を引っ張っていくような、次世代のリーダーを目指す人材を求めています。

障害科学の学位は世界でどのように受け止められていますか?

海外では障害科学の学位も医学の学位もPh.D.と表記されますので、他の学位と同等です。Ph.D.という同じ土俵で戦っていくわけです。日本では、博士(障害科学)は非常にユニークな学位です。当研究室でいいますと、卒業生はその半数以上がアカデミアで職を得ています。これは、障害科学の学位のユニークさが評価されてのことだと思います。

※所属や職名などは、記事発表当時のものとなっております。

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