公衆衛生学専攻特集

下田 嘉之
医療管理学分野 修士1年
下田 嘉之さん

東北大学の公衆衛生学専攻を選んだ理由を教えてください。

本専攻の医療管理学分野では、医療政策に関する研究に取り組んでいるためです。
自分のやりたいことができそうな研究室があるかは、大きな理由の1つです。

医学系研究科と経済学研究科の横断的な指導を受けられるためです。
私の研究には、臨床に係わるデータと経営に係わるデータを扱います。医学と経営学の学際的な研究を行える環境は魅力的でした。

本専攻には、公衆衛生学全般から専門医学まで幅広い講義が用意されています。非医学系の学生には有難く、多様な選択が可能です。例えば、医療統計学、医療管理学、疫学、保健学、EBMといった公衆衛生の基盤となる分野はもちろん、医療情報やゲノム関連の講義が豊富です。他にも基礎医学から、内科、外科、神経、免疫、がん、薬学、周産期医学、先進医学等の専門医学の講義も充実しています。 やる気があれば、公衆衛生+αの力を身に付けることができる環境です。

どんな研究をしていますか?

医療管理学分野に所属し、地理情報システム(GIS:Geographic Information System)を利用した患者の受療動向に関する研究をしています。地域の患者受診動向を視覚化することで、医療提供体制の課題を明らかにします。一方で、医療データと経営データから、質と採算性の評価も行っています。

研究室での一日の生活はどのようなものですか?

私の所属する医療管理学分野は、実験を主体とする研究室ではないので、決まった拘束はありません。したがって、日々のスケジュールは柔軟に組むことが可能です。前期は、講義を軸とした医療全般の知識をインプットすることが活動の中心でした。毎日3、4コマの講義があり、空いた時間に文献調査や課題を行います。後期は研究に重きを置き、実際に手を動かすことが多くなります。講義は1日1コマ程度で、活動の中心はデータ収集・整理とパイトットテストです。

受験を考えている方へのメッセージをお願いします。

本専攻は、公衆衛生の体系的な知識の習得は言うまでもなく、エビデンスに基づく政策立案能力、マネジメント能力、社会医学的な研究能力を高める機会に恵まれています。また、各分野をリードする先生方、多様なバックグラウンドを持つ学生たち、そうした方々と交わす議論は、座学のみでは得られない貴重な経験です。間違いなく皆さんの探求心を満たし、後のキャリアを築く基盤になると思います。

下田 嘉之

※所属や職名などは、記事発表当時のものとなっております。

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