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大学院特集2019

2017.11
障害科学専攻 てんかん学分野 修士課程
植田 和さん

Q.東北大学の大学院を選んだ理由を教えてください。

学部時代は心理学部で心理学を勉強していました。卒業後は大学院に進学し、より深い勉強をしてから社会に出たいと考えていました。どこの大学院に進学するか悩んでいた時に、東北大の説明会に参加しました。内部生だけでなく、他大学からも学生を積極的に受け入れている点や、包括的な医療現場での研究が行える点に魅力を感じ、東北大を志望しました。

Q.どんな研究をしていますか?

てんかんという病気は今でも偏見が多く、間違った知識が蔓延しています。そのため患者さんが、心理社会面でも問題を抱えていることが少なくありません。特に患者さんの多くが困っていることに就労があります。てんかんであることを伝えるだけで、解雇されるケースがあります。それ以外にも職場の人間関係で悩んでいる患者さんも多くいらっしゃいます。患者さんが自分らしく働くためにはどうしたら良いのか、自分らしい人生を歩んでいくためには何が必要なのかを、医学・心理・社会の多面的な視点から研究を行っております。

Q.研究室での一日の生活はどのようなものですか?

午前中は患者さんから得られたデータの整理や分析、論文を読んだりしています。午後は患者さんの面談に同席したり、症例検討会に参加をしています。またてんかん学分野での脳波や脳磁図の勉強会に参加しています。

Q.受験を考えている方へのメッセージをお願いします。

東北大では高度な医療現場での研究を行うことができます。包括的な医療現場での日々の生活は、新たな視点に気づくことができます。毎日が新鮮で勉強になるとても良い環境だと思います。医療系の学部出身者ではなくても、興味がある研究をしている研究室があれば、ぜひ問い合わせてみてください。

※所属や職名などは、記事発表当時のものとなっております。

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