学際領域ゼミ

生物リズム現象とその意義

2013.11.19 平成25年度第6回学際領域ゼミ

情報科学研究科 応用情報科学専攻バイオモデリング論分野 中尾 光之 先生

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数学的に生物学的システムをモデル化する―中尾光之先生が掲げておられる研究テーマです。

本日の講義では、はじめに身体の中のリズムについて紹介していただきました。脳波の振動、心臓の拍動、呼吸など、それぞれが一見独立したリズムを刻んでいるように感じますが、身体の恒常性を維持するために、リズムを同期して動いているそうです。普段意識することは余りないことですが、我々の身体は密接にリズムと関わっていることがわかります。

また、蛍の発光のリズムが集団で同期し、その中でも波長が合うものとペアを作り繁殖することや細胞性粘菌も胞子を飛ばす際に周囲と同期するという自然界においても生物リズムが種の保存に重要な役割を担っているということを学ぶことができました。

アップ2

講義の中では、概日リズムについてもご紹介いただきました。概日リズムは、日光を浴びたり、食事をとるタイミングで周期を保つものですが、時差ボケや夜勤で働かなくてはいけない人々では乱れてしまうことが知られています。しかし、この生物リズムの研究が進むことで、時差ボケをする、また、夜勤を行う人にやさしいスケジュールを作ることが可能になるそうです。

質疑

近年、概日リズムとがん発症の関連が明らかになったりと、これからさらに生物リズム現象の研究が発展していくことと思われ、大変興味深く、貴重な講義でした。

講義

文責:形成外科学分野 大学院生 丹野 寛大
撮影:消化器外科学分野 大学院生 土屋 朗之

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