米国短期留学インタビュー

医学科4年生
高橋揚子さん
高橋揚子さん

2013年11月から2014年3月まで米国のマサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)*1に留学していた医学科4年生の高橋揚子さん。留学時に行った研究が学術誌「Brain Research」に掲載されるなど素晴らしい実績を積まれています。その高橋さんに短期留学で得られた経験について伺いました。

留学を決めてボストンへ

広報室: そもそも、どういったきっかけでMGHに留学することになったのでしょうか。

高橋:私はグローバルで活躍するために世界を知りたいと思い、海外に行こうと考えていたのですが、長期で留学するチャンスが基礎医学修練*2の際にあることを知りました。

基礎修練は海外で受けてもいいというプログラムなのでしょうか。

高橋:はい。受入先の教授が許可してくれることと、海外の受け入れ先研究機関を紹介してくれることが条件となりますが、海外で受けることもできます。

留学するために、どのように話を進めたのですか。

高橋:私は基礎医学修練で大隅典子先生の研究室(発生発達神経科学分野)を希望したのですが、大隅先生の所では今まで海外で基礎医学修練を受けたという実績はありませんでした。私としては、「とにかく海外に行こう」と決めていたので、先生にその旨を伝え、出来ることなら1か月といった短期ではなく、なるべく長い期間滞在したいとお願いしました。「どこに行きたいの」と聞かれたので、「アメリカ」と答えました。一口にアメリカと言ってもとても広いのですし、様々な研究機関がありますが、「世界トップレベルのところに行きたいです」とお願いして、ハーバード大学医学部の付属病院であるMGHを紹介していただきました。こうした貴重な機会を与えてくださった、大隅先生や東北大学、快く受け入れてくださった荒井先生やラボの方々には本当に感謝しています。

ラボに行ってみて、コミュニケーションは問題なく行えましたか。

高橋:テクニシャン(技術職員)の人たちが同世代だったので、その部屋に一緒になったのですが、みんなでカフェテリアにご飯を食べに行くと、ガールズトークに花が咲くのですね。だいたいガールズトークだろうということは分かるのですが、最初は内容が全く分かりませんでした。

そうですね。あちらでは、テクニシャンの人たちは大学や大学院に入る前に2年くらい経験してみて、その研究室が自分に合っているか確かめるという場合が多いですからね。入試の面接にもそういった経験はプラスになるので、テクニシャンを経るという人もいますし。

高橋:そういった独特の習慣があることを知らないで行ったので、最初は驚きました。

高橋揚子さん

注釈
*1:Massachusetts General Hospital, MGH: アメリカ・マサチューセッツ州・ボストンにあるハーバード大学関連医療機関の一つ。ハーバード大学関連医療機関の中でも中心的な病院。
*2:基礎医学修練: 東北大学医学部が推進している、「質の高い教育推進プログラム・リサーチマインドを育む医学教育体制の構築・真理の探究心と実践能力を育成するプロジェクト」の一環であり、3年次に行われる。詳しくは、プログラムのウェブページを参照してください。

東北大学医学部 質の高い大学教育推進プログラム リサーチマインドを育む医療教育体制の構築 真理の探究心と実践能力を育成するプロジェクト

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