東北大学艮陵同窓会

会長挨拶

東北大学艮陵同窓会
会長 五十嵐 和彦

艮陵同窓会会員の皆様には日頃より本会ならびに母校の発展のためにご尽力を頂き、厚くお礼を申し上げます。下瀬川前会長の後をうけ、この4月より艮陵同窓会会長を拝命いたしました。重責に身の引き締まる思いですが、皆様のご指導ご支援を賜りながら務めてまいりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

会員の皆様のご協力により、同窓会活動も活発に進められており、去る5月20日には平成29年度総会を平成4年卒業の皆様を幹事学年として盛大に終えることができました。特別講演では松沢哲郎先生(京都大学高等研究院・特別教授)から「想像するちから〜チンパンジーが教えてくれた人間の心〜」と題して、チンパンジーの認知機能に関する研究成果からみた人らしさ、喜びや悩みの根源に関するたいへん興味深い、示唆に富むお話をうかがうことができました。

さて、この6月末、東北大学は里見進総長のリーダーシップのもと、東京大学、京都大学とともに指定国立大学となることが決まりました。これは国立大学法人法の改正により新しく始まった国立大学の機能分化の流れで、法人化以降、東北大学が進めて来た様々な改革と教育研究の実績、そして東日本大震災からの復興への取り組みが高く評価された結果と思われます。東北大学は東大、京大とともに、世界最高水準の教育研究活動を展開し、さらなるレベルアップとイノベーション創出を図るという大役を担うこととなります。東北大学が社会に対して担う役割が、旧帝国大学以来はじめて法律によって定義された画期的な年となります。

指定国立大学として、東北大学は材料科学、スピントロニクス、災害科学、そして未来型医療という4領域に特に力を入れていく計画です。医学系研究科は災害医学の領域で災害科学に貢献するとともに、大学病院、東北メディカル・メガバンク機構、加齢医学研究所等と連携して未来型医療につながる研究と開発に注力していくことになります。特に、遺伝子多型や変異、体細胞突然変異といったヒトゲノムの多様性を中心に、様々な生体情報と生活情報を組み合わせ、診断や治療に応用する研究を進めて行く計画です。このような研究により、新しい治療標的分子を同定し治療戦略を開発することや、診断に活用できるマーカー分子の同定と実用化を目指します。未来型医療開発を正しく理解し実践する臨床医の育成、モラル、倫理観のさらなる涵養にも取り組んで参ります。また、この新しい挑戦には、情報科学の素養を身につけた医師や看護師、遺伝カウンセラーといった新しい人材を育成していくことも重要となります。

艮陵同窓会の前身である艮陵学友会が発足したのは1916年(大正6年)であり、そこから数えて101年目に、指定国立大学の医学部として、本医学部は新しい一歩を歩み始めることとなりました。引き続き本医学部および研究科がそのシンボル北斗七星のごとく世界の医学界に方向を指し示していくこと、そして艮陵同窓会の会員の皆様が様々な場で社会をリードされていくことを願い、挨拶とさせて頂きます。

〒980-8575 仙台市青葉区星陵町 2-1 東北大学艮陵同窓会事務局
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