2014年10月31日

パーキンソン病の悪化に関連する因子の発見

東北大学大学院医学系研究科高次機能障害学分野の森 悦朗(もり えつろう)教授、東北大学病院高次機能障害科の西尾 慶之(にしお よしゆき)講師、馬場 徹(ばば とおる)助教、県南中核病院研修医の庄司 裕美子(しょうじ ゆみこ)医師のグループは、パーキンソン病における認知・運動障害の悪化に関連する因子(予後予測因子)の発見に成功しました。

パーキンソン病は運動機能の悪化を主症状とする疾患ですが、長期の経過中に約8割の患者が認知症になることが知られています。しかし、現時点では病初期の段階で後の認知症の発症を予測することはできません。本研究で森教授らのグループは、認知症を発症する前の段階における記憶や視知覚の障害は、側頭・頭頂・後頭葉の広範な機能低下と、その後の認知・運動症状の急速な悪化に関連することを発見しました。本研究の成果は、パーキンソン病の予後予測や認知機能障害に対する早期介入に繋がることが期待されます。

この研究成果は平成26年10月20日にPLoS One(電子版)に掲載されました。

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