2015年9月15日

鎌状赤血球症の創薬標的を同定-酸化ストレス防御因子が鎌状赤血球症の炎症および組織障害を改善するー

東北大学大学院医学系研究科の 鈴木未来子(すずき みきこ)講師(ラジオアイソトープセンター)、Nadine Keleku-Lukwete(ナディーン ケレク ルクウェテ)大学院博士課程学生、山本雅之(やまもと まさゆき)教授(兼 東北メディカル・メガバンク機構 機構長)らのグループは、酸化ストレス防御因子Nrf2を活性化することによって、鎌状赤血球症の炎症と組織障害が改善することを解明しました。鎌状赤血球症は、世界で最も患者数の多い遺伝性疾患のひとつですが、認可されている治療薬は1種類しかなく、また、その薬効は不十分であり、約3分の1の患者には効果がみられません。本研究成果は、鎌状赤血球症の新しい治療薬開発に繋がるものと期待されます。
本研究成果は、2015年9月14日(日本時間15日午前4:00)に米国の学術誌「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (PNAS)」(米国科学アカデミー紀要)の電子版で公開されました。本研究は、文部科学省 科学研究費補助金、科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(CREST)などの支援を受けて行われました。

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