2015年9月22日

光るナノ粒子を使い、がんの性状を高精度診断する方法の開発 ~手術後のがん再発リスクを予測するがん組織診断へ向けて~

東北大学大学院医学系研究科の権田 幸祐(ごんだこうすけ)教授、大内 憲明(おおうちのりあき)教授の研究グループは、東京大学大学院理学系研究科の樋口 秀男(ひぐちひでお)教授らと共同で、がんの転移活性化因子の量を高精度で検出する方法を開発しました。これは、がん組織に存在するがん転移活性化因子を光るナノ粒子で標識し、この粒子を1粒子ずつ計測する技術により可能となりました。さらに、この方法を手術で摘出したヒトがん組織の診断に応用した結果、手術後のがん再発リスクを確度よく数値化することに成功しました。本研究の成果は、がんの新規再発予防治療薬(抗体医薬)への応用とともに、がん患者の新たな予後予測診断法へ発展することが期待されます。

本研究結果は、9月22日(米国東標準時:日本時間9月22日18時)のScientific Reports誌(電子版)に掲載されます。本研究は、文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「ナノメディシン分子科学」および新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて行われました。

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