2015年11月5日

世界初・日本発:超音波検査による乳がん検診のランダム化比較試験(J−START) ‐若い女性への乳がん検診の標準化と普及へ向けて‐

 東北大学大学院医学系研究科の大内憲明(おおうち のりあき)教授らのグループは、40歳代女性を対象に乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験を実施し、主要評価項目(感度、特異度、がん発見率)に関するデータを公表しました。
 本研究は、若年女性における検診での乳房超音波検査の有効性を検証する目的で、科学的に最も質の高い研究デザインである「ランダム化比較試験注(RCT)」を用い、日本全国から76,196人の女性たちの協力を得て行われ、マンモグラフィに超音波を加えることで早期乳がんの発見率が約1.5倍になるなどの結果が得られました。大規模な超音波検査を用いた乳がん検診に関するRCTは世界で初めての研究であり、この成果は日本および世界で増え続ける乳がん対策の重要な礎となることが期待されます。
 本研究の結果は、2015年11月5日のthe Lancet誌(電子版)に掲載されます。本研究は、厚生労働科学研究費補助金および日本医療研究開発機構の支援を受けて行われました。

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