活動内容

第3回脳神経科学サマーリトリートin仙台(10.07.31-08.01)

理化学研究所脳科学総合研究センターとの共催による、脳神経科学サマーリトリートも、3回目。今回は、片平キャンパスの生命科学研究プロジェクト棟を会場に行われ、9カ国から40人余りが参加しました。開催が恒例化することで、理研BSIのサマースクール(リトリートの直前まで和光市で開催)への参加者へも浸透してきたのか、年々、参加希望者が増えてきています。今回、理研BSIサマースクールからの参加者は、12名を数えました。

片平キャンパス 生命科学研究プロジェクト棟
講義風景











 招待講演は、3題。理研BSIのシナプス分子機構研究チームのチームリーダーの吉原良浩先生による” NEURAL CIRCUIT GENETICS OF ZEBRAFISH OLFACTORY SYSTEM”、 分子神経形成研究チームの定方哲史先生による“CAPS2 PROTEIN-MEDIATED REGULATION OF DENSE-CORE VESICLE SECRETION PATHWAY AND SUSCEPTIBILITY TO DEVELOPMENTAL DISORDERS.”、そして、脳科学グローバルCOE拠点メンバーの虫明元教授よる”DYNAMIC NEURONAL REPRESENTATION IN THE PREFRONTAL CORTEX.”。分子レベルの研究から、システム研究まで、神経科学の幅広い分野におよびました。

吉原 浩先生
定方 哲史先生

虫明 元先生



















 若手研究者からは、4題の口頭発表と、30題あまりのポスター発表がありました。学会年会の英語化が進み、英語によるポスター発表そのものは珍しくなくなりましたが、若手研究者の口頭発表の機会はなかなかありません。また、学会で英語によるポスター発表であっても、いざディスカッションとなると、必要がなければ日本語で話すことが多いですが、このリトリート、参加者の4分の1以上が外国人、必然的にディスカッションも英語になります。グローバルCOEの名にふさわしく、内実を伴った国際的な研究交流の場として、サマーリトリートが発展してきています。また、各招待講演、口頭セッションの座長も、若手研究者が務めていることも、このサマーリトリートの特徴で、貴重な経験の場となっています。

口頭発表の様子
ポスター発表の様子












表彰者
■口頭発表
恒川 雄二(東北大学大学院医学系研究科)

■ポスター発表
・Bidisha Chattopadhyaya(Research Center, CHU Ste. Justine, Universit醇P De Montr醇Pal, Montreal, QC, Canada)
・濱田 典子(東北大学大学院生命科学研究科)
・江川 遼(東北大学大学院生命科学研究科)


恒川 雄二
Bidisha Chattopadhyaya

濱田 典子
江川 遼




















 日本全体が記録的な猛暑に見舞われる中、和光よりは幾分涼しいとは言え、暑かった仙台。訪れた海外の若手研究者にとっても、迎えた脳科学グローバルCOEの研究者にとっても、今後につながる機会になったことを祈ります。








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