分子腫瘍学研究分野
教員構成
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教授 田中 耕三
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助教 伊藤 剛
田中 耕三
TANAKA, Kozo
伊藤 剛
ITOH, Go
分野の紹介
がんの9割には染色体の異数性(染色体数が46本でないこと)が認められ、染色体の異常はがんの発生・進展と密接に関係していると考えられます。異数性は、細胞分裂の際に複製された染色体が正確に2つの細胞に分配されないことにより生じます。私たちは細胞における染色体分配の分子機構を解明することにより、異数性の成立から発がんに至る過程を明らかにすることを目指しています。一方細胞分裂期は、多くの抗がん剤が作用を発揮する時期でもあり、vinca alkaloidやtaxolといった抗がん剤は、悪性リンパ腫や乳がんをはじめとする多くのがんの治療に広く用いられています。これらの薬剤は細胞周期を分裂の途中で停止させることにより細胞死を誘導しますが、その詳細な機構は明らかになっていません。私たちはこの機構を解明することにより、抗がん剤耐性の機序の解明、個々のがん症例における抗がん剤の効果の予測、抗がん剤の効果の制御等に貢献したいと考えています。
論文・書籍・受賞などの実績
@CAMP (C13orf8, ZNF828) is a novel regulator of kinetochore-microtubule attachment. EMBO J (2011) 30, 130-144. 染色体分配に関与する新規分子の発見
AKinetochores generate microtubules with distal plus ends: their roles and limited lifetime in mitosis. Dev Cell (2010) 18, 248-259. 染色体分配の初期にキネトコアが効率よく微小管に捕捉される機構の解明
BChromosome segregation machinery and cancer. Cancer Sci (2009) 100, 1158-1165. 染色体分配機構とがん化・がん治療との関連についての総説
CMolecular mechanisms of microtubule-dependent kinetochore transport towards spindle poles. J Cell Biol (2007) 178, 269-281. 染色体分配の初期にキネトコアが微小管によって輸送される機構の解明
DMolecular mechanisms for kinetochore capture by spindle microtubules. Nature (2005) 434, 987-994. 染色体分配の初期にキネトコアが微小管に捕捉される機構の解明
キーワード
細胞分裂、染色体分配、染色体異常、染色体不安定性、発がん、がん治療、キネトコア、微小管
分野問い合わせ
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k.tanaka*idac.tohoku.ac.jp (「*」を「@」に変換してください)
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