代謝疾患学分野

教員構成

  • 教授 片桐 秀樹(兼)
  • 片桐 秀樹
    KATAGIRI, Hideki

分野の紹介

創生応用医学研究センターの臨床系研究部門の一分野として2003年1月発足した新しい教室です。私たちは、糖尿病やその合併症の新規治療の開発を目指して、研究を進めています。
近年、肥満、メタボリックシンドロームや2型糖尿病患者の急増が注目されています。また、インスリン分泌不全による1型糖尿病は、治療困難な難病です。さらに糖尿病の合併症の一つである動脈硬化性疾患はわが国の死因の中でも上位を占めています。そこで、

・エネルギー消費亢進や食欲の統御による肥満・2型糖尿病の克服

・再生技術を用いた1型糖尿病の治療法開発

・動脈硬化に対する治療法の開発

を3つの主要なテーマとして研究を進めています。それぞれにおいて、ScienceやCell Metab、Circulationといった一流誌に成果を発表し、現在もさらに有望な結果を得つつあります。糖尿病克服を合言葉に、臓器間ネットワークや再生治療・脳科学・血管生物学を組み合わせた独自の研究を進めています。

論文・書籍・受賞などの実績

①Impact of Plasma Oxidized LDL Removal on Atherosclerosis  Circulation 118: 75-83  1-Jul-08 動脈硬化進展における真の悪玉コレステロールとしての酸化LDLの重要性を証明
②Adiposity and Cardiovascular Disorders: Disturbance of the Regulatory System Consisting of Humoral and Neuronal Signals-   Circulation Research 101: 27-39  6-Jul-07 個体としての糖・エネルギー調節における液性因子と自律神経系による臓器間ネットワークについての総説。代謝管制塔としての脳の役割を提唱。
③Neuronal pathway from the liver modulates energy expenditure and systemic insulin sensitivity  Science 312: 1656-9  16-Jun-06 肝臓からの求心性神経シグナルがエネルギー代謝調節に重要であることを発見
④Signals from intra-abdominal fat modulate insulin and leptin sensitivity through different mechanisms: Neuronal involvement in food intake regulation  Cell Metabolism 3: 223-9  8-Mar-06 内臓脂肪からの求心性神経シグナルが食欲調節に関与していることを発見
⑤第3回日本学術振興会賞  日本学術振興会より授与  2-Mar-07 糖・エネルギー代謝における臓器間ネットワーク機構の発見

キーワード

糖尿病、肥満、動脈硬化、膵β細胞、インスリン、再生医学、臓器間ネットワーク、自律神経、メタボリックシンドローム、脂質代謝

分野問い合わせ

  • katagiri*med.tohoku.ac.jp(「*」を「@」に変換してください)
  • TEL 022-717-8169
  • FAX 022-717-8169