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肢体不自由学分野

教員構成

  • 教授 出江 紳一(兼)
  • 准教授 鈴鴨 よしみ
  • 助教 大内田 裕
  • 助教 古澤 義人
  • 出江 紳一
    IZUMI, Shinichi

分野の紹介

神経・筋・骨・関節疾患に起因する精神・身体機能、生活活動、および社会参加上の障害を予防し、最小化するための医学・工学の融合技術を研究し、その成果を社会に還元することを目標に研究を行っています。具体的には非侵襲的脳刺激技術による可塑的変化の誘導、動作解析技術と計算論的神経科学を応用した運動の最適化、情報工学技術の応用による地域リハビリテーションシステムの構築、さらにこれらの技術やシステムを用いた患者中心医療を実践するための心理社会的介入技術の開発・応用を、東北大学病院、関連教育病院、地方自治体、企業等との協力のもとに行っています。

当分野は医工学専攻、障害科学専攻に加えて医科学専攻にまたがり、医師だけでなく理学療法士、作業療法士、看護師、義肢装具士などの医療専門職、さらには福祉や工学系出身者などの大学院生が多数在籍しています。

論文・書籍・受賞などの実績

①Transcranial magnetic stimulation synchronised with maximal movement effort of the hemiplegic hand after stroke. a double-blinded controlled pilot study. J Rehabil Med. 40: 49-54 2008 経頭蓋磁気刺激と運動療法を組み合わせた治療により、片麻痺上肢機能が改善することを示しました。

②Effect of coaching on psychological adjustment in patients with spinocerebellar degeneration: a pilot study. Clinical Rehabilitation. 21:987-996 2007 神経難病の患者さんに対するコーチング介入の効果に関する研究を実施し、患者さんの自己効力感が向上したことを報告しました(Izumi S, et al. Clin Rehabil 2007)。この研究の第2報として、介入を行ったコーチと患者さんへのインタビュー内容を質的に分析した結果を示した論文がNeuroRehabilitation誌に掲載されました

③The Manual Function Test : norms for 20- to 90- year old and effects of age, gender and hand dominance on dexterity. Tohoku J Exp Med. 214(3):257-267 2008 本学で開発された脳卒中片麻痺上肢機能検査であるManual Function Test (MFT) の年代別、男女別、利き手/非利き手別の標準値を示した論文です。20歳から90歳までの健常者を対象として簡易知能検査とMFTを実施した結果、巧緻動作の加齢による機能低下の開始年齢が利き手と非利き手で異なること、60歳未満では女性の方が巧緻動作に優れていることがわかりました。

④Development of involuntary movements after ventriculoperitoneal shunting for normal pressure hydrocephalus in a patient with chronic-phase thalamic haemorrhage. Brain Inj 21:1195-1198 2007 視床出血後の正常圧水頭症に対し脳室腹腔短絡術を行い、脳血流と認知機能、排尿機能に改善がみられたけれども、術前からの不随意運動が悪化したことを報告しています。正常圧水頭症の治療方針を決める上で非常に参考になる知見です。

⑤びまん性軸索損傷に対するdiffusion tensor imagingとfiber tractographyの有用性検討. "Jpn J Rehabil Med 44(9): 528-541. 日本リハビリテーション医学会優秀論文賞" "2007 2008" 高次脳機能障害を示すものの従来の画像診断技術では明らかな病変部位を指摘することが困難であったびまん性軸索損傷という病態に対して、新しい画像診断技術であるdiffusion tensor imagingとfiber tractographyを用いてその病変部位と程度を明らかにし、さらに描出された病変と高次脳機能障害との関連性を検討した論文です。

キーワード

経頭蓋磁気刺激システム(TMS)、摂食嚥下、3次元動作解析、Mirror Neuron System、義肢装具、3T-MRI 、拡散テンソル技法、髄腔内バクロフェン投与療法(ITB)、Quality of Life

分野問い合わせ

  • reha*med.tohoku.ac.jp(「*」を「@」に変換してください)
  • TEL 022-717-7338
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