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大学院特集2016 保健学専攻

2016.4
看護教育・管理学分野
朝倉 京子 教授

Q.どのようなテーマで研究をされていますか?

看護職の専門職性、職業移動、労働環境などに関する研究を行っています。具体的に近年は、看護職の職業移動と心理社会的労働環境に関する研究、看護職の専門職性/自律的な臨床判断/反省的思考に関する概念的研究/質的帰納的研究/測定尺度の開発、看護現象のジェンダー分析に関する研究に取り組んでいます。

Q.保健学専攻の特徴を教えて下さい。

保健学専攻は、看護学コース、放射線技術科学コース、検査技術科学コースの3つのコースから構成され、東北大学の建学の理念である研究第一主義のもと、国際的に活躍できる研究者の育成を目指しています。また、博士前期課程では高度実務家養成のカリキュラムをもち、医学物理士、保健師、専門看護師(がん看護、小児看護)の養成を行っています。

Q.どのような学生を求めていますか?

幅広い視野をもち、粘り強く現象を探求しようとする意欲をもつ学生を求めています。研究を開始して論文を公刊するまでのプロセスは決して平坦ではなく、多かれ少なかれ苦労を伴います。その苦労を乗り越えるからこそ、探求している現象に新たな説明を加えられた時の喜びは大きいのですが、その喜びを感じられるまでに繰り返されるディスカッションやピアレビューを含めて、前向きにとらえ返して前進できる精神力と自己統制力を有する学生を求めます。

Q.看護学の学位はどのように受け止められていますか?

看護学の学位を取得する方のほとんどは、保健師助産師看護師の免許を有しています。そのため、看護学の学位を取得した修了生は、看護の幅広い分野で活躍が期待されています。例えば、教育研究の現場では、看護学の知を構築する研究活動に従事しつつ、看護にかかわる科学的な知を教授する役割があります。臨床現場でも看護学の学位取得者の力が多様な役割で求められており、病院等組織のマネージメントをする看護職や、高度実務家として臨床で活躍する看護職には、学位取得者が非常に多くなっています。国内外の保健医療福祉行政を担う組織でも、看護学の学位取得者が多く採用されその力を発揮しています。

※所属や職名などは、記事発表当時のものとなっております。

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