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学会報告・リトリート

2018.1.12 第12回リトリート大学院生研究発表会開催に向けて

機能薬理学分野 八木櫻子

皆様初めまして。
医学部医学科4年の八木櫻子と申します。
私は学部3年生のカリキュラムである基礎医学修練期間に、機能薬理学分野からスタンフォード大学のSleep and Circadian Neurobiology Laboratoryに留学させていただき、そこでマウスを用いた睡眠解析を行ってきました。
帰国後も、スタンフォード大学の先生と連携を取りながら研究を進めたり、学会などで発表する機会もいただきました。研究や発表を進めるにあたり、先生方には大変お世話になり、感謝しております。
このたび、このような大学院生の方々と一緒に発表する機会をいただきありがたく思っております。
まだまだ知識や経験は浅いのですが、自分の研究成果を精一杯伝え、皆様の発表から多くのことを吸収できるよう頑張りたいと思います。

高次機能障害学分野 細川大瑛

博士課程2年の細川大瑛です。私は高次機能障害学分野にお世話になっています。
高次機能障害学分野は、神経変性疾患や脳損傷によって生じる意識、情動、記憶、言語、空間認知といった多様な症状を診療および研究対象にしています。私は「難治性てんかんの認知機能」を研究テーマとしており、同じ障害学分野であるてんかん学分野の先生方にも関わっていただいています。
研究発表の機会というと同分野や同職種が多く集まる学会がどうしても多くなりますが、リトリートは分野横断的な同年代の研究者が集まる貴重な場です。新しい視点での意見交換ができるだけでなく、自分の研究を他分野の研究者にできるだけわかりやすく伝える工夫を身につけるチャンスとも感じています。よろしくお願いいたします。

生体システム生理学分野 阿部聡太

この度第12回リトリート研究発表会に参加させていただくことになりました、東北大学医学部医学科1年の阿部聡太と申します。
現在、私は生体システム生理学分野にて、成体神経新生とGABA合成酵素の関係を研究しています。幹細胞は成熟細胞までの多くの成長段階でGABAによる制御を受けていることが分かっています。GABAを生成する酵素にはGAD65とGAD67という2つのアイソフォームがあり、それぞれがどのように神経新生に関わっているのかを解き明かしたいと考えています。
 今年一年、研究室の方々に手伝っていただきながら研究を進めてまいりました。その感謝の気持ちを忘れずに、リトリートに挑ませていただきたいと思います。発表自体が初めての未熟者ですが、精一杯頑張りますので宜しくお願い致します。

分子病理学分野 佐々木彰之

第12回リトリート大学院生研究発表会に参加させて頂くことになりました、学部4年の佐々木彰之です。
私は現在、東北大学大学院医学系研究科の分子病理学分野にて、がん研究に携わらせていただいております。より多くのことを学びたいと考え、堀井先生の後押しもあり、昨年はJohns Hopkins大学にて研究をさせていただきました。
今回は、消化器発がんにおけるスプライス変異の解析についてお話しさせていただこうと思っています。がんは多くの人の死因であるものの依然として分かっていないことが多いため、早期発見・早期治療が望まれます。今回着目した環状RNAは以前まで何の機能も持っていないと思われていましたが、近年ではがんに特異的な機能を持っていることが分かってきています。これらを消化器がんのバイオマーカーとして活かしたいと考えています。
このような貴重な機会を頂き発表会に参加させていただけること、そしていろんな人の協力あって研究を続けさせていただけることに改めて感謝したいと思います。この研究を通して一つでも多くのことを学び、貢献できることを目指しています。

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