大学院説明会
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高校生の時にテレビで見たドキュメンタリーがきっかけで法医学を勉強したいと思うようになりました。法医学を学ぶに当たり臨床経験も必要と考え、大学卒業後は初期臨床研修を行い、その中で死後CT画像に興味を持ちました。東北大学にはAi(Autopsy imaging=死亡時画像診断)センターがあり、症例数が豊富なことや放射線科との連携もあることを知り、東北大学大学院への進学を決めました。
2024年度に入学したばかりで、大学までの生活や研修医の生活と全く異なるので、環境に慣れるのと生活リズムをつくるので精いっぱいです。大学院での生活は今まで以上に学ぶことに対して自主性を持って積極的になる必要があると考えています。これからの4年間頑張って勉強していきたいと思っています。
研究テーマは死後CT画像を用いた外傷受傷機転の推測です。2年間の研修で、救急医療現場では死後CTを用いた死後画像診断は行われているものの、正確な死因判断は困難な場合もあることが分かりました。特に交通事故では外傷の検索のみで、事故以前に病気で亡くなっていたり、事故のきっかけとして病気が関与していたりするケースは見つけ出せていない現状が分かりました。そのようなケースを死後CTで拾い上げられれば解剖の必要性の判断や病気の関与を知ることができ、正確な死因判断に役立つ可能性があると考え、この研究テーマを選びました。
先生方をはじめ皆さんとても優しくしてくださいます。大学でのことや法医実務のことはもちろん、仙台での生活でのお薦めなどもたくさん教えてもらっています。まだ私自身は分からないことも多くご迷惑をおかけする一方ですが、法医学分野の一員として死因究明に取り組んでいけるようになりたいです。
研究室の数が非常に多く相談できる先生方がたくさんいらっしゃること、図書館や文献などの研究に不可欠なものが豊富なことだと思います。今後、研究をしていく上で存分に活用し、質の良い研究ができればと考えています。
まずは自主性を持って積極的に学び、いろいろな知識や技術をたくさん吸収していきたいです。
引っ越してきたばかりでまだあまり決まった過ごし方はないですが、温泉や神社に行くなど仙台観光をして楽しんでいます。写真はゴールデンウイークに出かけたお寺の写真です。また、ウインタースポーツが趣味なので冬季はスキー場に出かけたいと思っています。通年でできるようなスポーツも始めてみようと、探している途中です。
東京都出身。東京女子医科大学卒業後、秋田大学医学部附属病院で初期臨床研修を行う。研修終了後、東北大学大学院医学系研究科法医学分野に入学し、現在博士前期課程1年。