2011年10月31日

中心血圧が腎臓の障害に関与 -高血圧・動脈硬化によるアルブミン尿出現の機序を解明-

 東北大学大学院医学系研究科中心血圧研究寄附講座 橋本潤一郎准教授と、腎・高血圧・内分泌学分野 伊藤貞嘉教授は、高血圧症や動脈硬化によって起こる腎臓障害のメカニズムを解明しました。
 高血圧は慢性腎臓病の危険因子であり、その初期の徴候は尿中に微量のアルブミン(蛋白の一種)が出現することです。このたび、橋本准教授らは、手首表面で記録した血圧の波形から体内深部の大動脈の血圧(中心血圧)を推定、中心血圧の拍動が増大すると尿中のアルブミンが増加することを発見しました。中心血圧は、上腕で測定する一般的な血圧とは異なり、新時代の血圧指標として現在世界的に注目されています。
 本成果は米国心臓協会雑誌Hypertension 11月号に掲載されます。

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