2013年10月15日

肺の機能維持に寄与する転写因子の同定 -遺伝子発現システムの破綻による肺胞蛋白症の発症-

 東北大学大学院医学系研究科 細胞生物学講座生物化学分野の五十嵐和彦教授と内科病態学講座呼吸器病態学分野の貫和敏博名誉教授の共同グループは、肺の恒常性維持に必須の遺伝子発現システムを発見し、その異常が肺胞蛋白症の発症に関わることを見いだしました。
 人を含む多くの生物において、肺から空気中の酸素を取り込む機能を支えているのが、肺に存在する肺胞サーファクタントという物質です。しかし、この肺胞サーファクタントが過剰に溜まると、呼吸困難などを症状とする肺胞蛋白症という病気になります。研究グループは、肺胞サーファクタントの恒常性維持に関わる遺伝的システムを解明し、肺胞蛋白症の原因の一端を発見しました。
 本研究は米国の医学専門誌Journal of Experimental Medicineに掲載されます。

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