2014年3月4日

避難環境は災害急性期における出血性潰瘍のリスクである

東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野の飯島克則講師、菅野武医師、下瀬川徹教授らのグループは、宮城県内7施設の東日本大震災発生後3か月間の329症例の消化性潰瘍を解析することで、災害急性期における出血性潰瘍のリスクファクターを明らかにしました。
従来から出血性潰瘍に関連するとされる抗血栓薬(抗血小板薬、抗凝固薬)や潰瘍のサイズなどに加えて、本研究では災害急性期には避難環境が強力なリスクファクターであるということを初めて示した重要な報告です。これまでに同研究グループは災害時ストレスによって消化性潰瘍の発生が増加することを報告しておりましたが、本研究によって、より重篤な出血性潰瘍のリスクが分かることで、今後の災害時医療の発展に貢献すると考えられます。本研究結果はJournal of Gastroenterology誌(電子版)に掲載されました。

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