2014年5月2日

東日本大震災前の身体状態や生活習慣が 震災後の精神的ストレスレベルに影響を与える

東北大学大学院医工学研究科健康維持増進医工学分野(医学系研究科運動学分野兼務)の門間陽樹(もんま はるき)助教、永富良一(ながとみ りょういち)教授のグループらは、仙台市内の勤労者を対象に東日本大震災発生以前から行っていた健康調査のデータを解析することで、身体機能をはじめとする震災発生前の身体状態や生活習慣が、震災発生後の精神的ストレスと関連することを明らかにしました。

これまで災害時のメンタルヘルスを対象とした研究は災害発生後に調査が行われているのに対し、本研究により、災害発生前の状態が災害発生後の精神的ストレスに影響を与えること、さらに、日常の身体機能の維持・向上が災害時のメンタルヘルス悪化の一次予防策になる可能性が世界で初めて示されました。東日本大震災などの大規模災害が影響を及ぼす地域は広範囲に渡り、多くの人に影響を及ぼすため、甚大な被害を受けた被災者に限定することなく、メンタルヘルスに影響を与える因子を特定することは重要なことであるといえます。

本研究結果は、2014年4月23日に PLOS ONE(電子版)に掲載されました。

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