2014年11月18日

胎児心電図を用いた新たな自動胎児心機能評価法がIEEE生体医工学会で最優秀演題賞を受賞

平成26年8月にシカゴで行われたEngineering in Medicine and Biology Society (IEEE生体医工学会)において東北大学大学院医学系研究科融合医工学分野の木村芳孝教授とメルボルン大学(オーストラリア)、カリファ大学(アラブ首長国連邦)との共同研究が最優秀演題賞(A finalist of IEEE EMBS student paper competition)を受賞いたしました。

受賞対象となった研究は、木村教授らが開発を進めていた胎児心電図に関するもので、胎児心電図を超音波と組みあわせて用いることで、胎児の心臓弁の一拍一拍の開閉タイミングを自動かつ91%の高精度で検出することが可能であり、今まで高度な専門技術が必要であった胎児の心機能評価に自動評価の道を開く内容です。

大会での発表はメルボルン大学の大学院生であるF. Marzbanradさんが行い、その研究内容は、医工学の専門誌IEEE Journal of Biomedical and Health Informaticsに掲載済みです。本研究は既に本年5月、オーストラリアのIEEE学術奨励賞(IEEE Australia Council 2013-2014 second best student paper award (May 2014))を獲得していました。

Engineering in Medicine and Biology Society (IEEE生体医工学会)は米国に本部を置くInternational of Electrical and Electronic Engineers(IEEE)に属する国際学会です。IEEEは世界最大の最新技術に関する学会であり、Engineering in Medicine and Biology Society(EMBS)は、その中でも現在最大規模の分科会になります。会員数は学生会員を含め55万人、参加国は72カ国にのぼります。日本を含め主要国に拠点を置き、大会参加人数は約4000名。日本生体医工学会はこの分科会にあたります。

最優秀演題賞(A finalist of IEEE EMBS student paper competition)は年一回開かれる学会に参加した学生発表者の中から一人が選ばれる栄誉ある賞です。

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