2021年8月19日

脂肪細胞の糖鎖がインスリンの働きを強くする 糖尿病の病態解明や治療薬開発に期待

ヘパラン硫酸は糖類が直列につながった長い構造を持つ糖鎖で、細胞の表面に存在し、様々な細胞機能を調節することが知られています。これまで、血糖値の調節に重要な白色脂肪細胞におけるヘパラン硫酸の機能についてはわかっていませんでした。東北大学大学院医学系研究科の機能薬理学分野吉川雄朗准教授、松澤拓郎博士研究員らのグループは、白色脂肪細胞におけるヘパラン硫酸の血糖値調節に対する機能を明らかにしました。培養細胞では、ヘパラン硫酸は白色脂肪細胞の機能を向上させて、ブドウ糖を取り込む能力を増やし、マウスでは、白色脂肪細胞にヘパラン硫酸が存在していることで、インスリンの働きが良くなり、正常な血糖値が維持できることを明らかにしました。本研究を発展させることで、糖尿病の病態解明や治療薬開発へと発展することが期待されます。
本研究成果は、2021年7月24日にJournal of Biological Chemistry誌(電子版)に掲載されました。

【お問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学大学院医学系研究科機能薬理学分野
 准教授 吉川 雄朗
Eメール: tyoshikawa*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

●取材に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
電話番号: 022-717-8032
FAX番号: 022-717-8187
Eメール:  press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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