2021年10月7日

がんが免疫から逃げるのを許さない クルクミン類縁体GO-Y030によるがん免疫療法の効果増強

がん治療のための抗PD-1抗体を用いた抗腫瘍免疫療法は、がん細胞の周りに集まる免疫細胞(T細胞)を活性化させ、がんの増殖や浸潤を抑制する新たな治療法として注目されています。しかし、抗PD-1抗体による制御性T細胞の活性化をいかにして低下させるかが腫瘍免疫療法の一つの課題となっています。

東北大学大学院医学系研究科の器官解剖学大和田祐二教授、秋田大学大学院医学系研究科腫瘍内科学柴田浩行教授、米国NIH粘膜免疫ユニット丸山貴司研究員らのグループは、これまでに、腫瘍免疫を抑える制御性T細胞をクルクミン類縁体であるGO-Y030が抑制することを見出していました。今回、抗PD-1抗体を用いた抗腫瘍免疫療法にGO-Y030を併用することで、抗PD-1抗体の効果が増強することをマウスモデルで示しました。本研究を発展させることで、腫瘍免疫療法の効果をさらに向上させ、有効な治療法の確立に寄与することが期待されます。

本研究成果は、2021年9月16日にCancer Science誌(電子版)に掲載されました。

【お問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学大学院医学系研究科器官解剖学分野
教授: 大和田 祐二
電話番号:022-717-8039
Eメール:owada*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

●取材に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
電話番号:022-717-8032
Eメール:press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)



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