2010年6月28日

がん研究・人材育成の連携に関する協定を締結

我が国において、がん関連疾患は過去20年以上にわたり死亡原因の第一位を占めてきました。本邦の死因統計を見ると、現在約3人に1人はがんで死亡する状況であり、今後の高齢化社会の進行とともに、がん罹患者数はさらに増加するものと予想されます。
近年の医学研究・生命科学研究の成果によってがん発症の分子基盤が明らかになり、発がんの分子機構に基づいた治療法が開発へと展開し、多くのがん患者の福音となっています。しかしながら、未だに有効な治療法を見いだせない難治性がんや進行がんも多く、さらなる研究者の努力が求められていることも事実です。
これまでのがん研究は個々のがんの特徴を調べ、それに対する治療戦略を立ててきましたが、近年の生命科学研究技術の発展により、分子・細胞・臓器・環境など多段階の知見を統合し、がんを多面的に理解し、治療戦略を確立する研究へと移行しています。そのような環境のもと、新しい視点をもって活躍できる人材の育成は、がん研究の発展にとって急務と考えられます。
このような背景から、基本協定を締結している東北大学大学院医学系研究科と財団法人癌研究会癌研究所は、がん研究に関わる研究技術を理解し発展させ得る人材の育成について協議を重ねてまいりましたが、今回合意に至り、下記のとおり協定を締結することとなりましたので、お知らせします。

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