2010年12月3日

キノコ培地の再生装置の開発に成功(附属動物実験施設 笠井憲雪教授・宮本徹非常勤講師)

東北大学大学院医学系研究科附属動物実験施設の笠井憲雪教授、宮本徹非常勤講師らのグループは、株式会社前田製作所(長野県長野市)などと共同で、キノコ栽培に用いる培地の再生装置の開発に成功しました。

現在、おがくずなどからなるキノコ培地の大半は、一度利用された後は廃棄物として処理されています。グループは、水による加水分解と脱水縮合の作用を使う「ソフト水熱プロセス」*技術を応用し、腐敗した有機性物質などの有害物質の抽出と除去、滅菌やキノコの成長を阻害するタンパク質などの不活性化の後、培地を乾燥させることのできる装置の開発に成功しました。すでに、長野県内でエノキタケによる実証実験を行い、収量や栽培日数で新品の培地と同等以上の結果を得ています。
本成果のもととなった技術は、東北大学、株式会社前田製作所などが昨秋に特許出願し、また、2011年中の製品化を目指しています。

用語解説
*ソフト水熱プロセス: 高温高圧水蒸気を用いた200℃以下の非常にマイルドな水熱プロセス。

お問合せ
附属動物実験施設 非常勤講師 宮本 徹
ilas*med.tohoku.ac.jp (*を@に変更してください)

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