細胞組織学

Stem Cell Biology and Histology

基礎医学, 分子生物学・細胞生物学

生体に内在する多能性幹細胞Muse細胞を用いた次世代再生医療開拓への挑戦

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

出澤 真理出澤 真理

出澤 真理教授

DEZAWA, Mari Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-8025

E-Mail:mdezawa*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.stemcells.med.tohoku.ac.jp/index.html

その他の教員・スタッフ
  • 北田 容章准教授

    Assoc. Prof. KITADA, Masaaki

  • 若尾 昌平講師

    Lect. WAKAO, Shohei

  • 串田 良佑助教

    Assistant Prof. KUSHIDA, Yoshihiro

この分野の研究テーマ

  • Muse細胞を用いた各種疾患モデルにおける再生治療効果の検証
  • Muse細胞の生体内での機能と動態の解析

研究キーワード

再生医学, 多能性幹細胞, 修復医学, 幹細胞分化, 幹細胞

技術キーワード

細胞培養, 遺伝子解析, 細胞動態解析, 動物実験, 組織学的解析

分野の紹介

私たちは、生体に内在する自然の多能性幹細胞Multilineage-differentiating Stress Enduring(Muse)細胞を発見しました。Muse細胞は当初骨髄、皮膚、脂肪などにあると思われていましたが、現在は末梢血中にもいることやあらゆる臓器の結合組織にあり、日々の修復を担っていることが示唆されてきております。市販の間葉系の培養細胞からも得られ、腫瘍性が無いなどの利便性から現在三菱ケミカルホールディングスのグループ会社である(株)生命科学インスティテュートによって再生医療への事業展開がなされております(Nature Outlook; http://www.nature.com/nature/outlook/regenerative-medicine/#sponsor)。
Muse細胞は1細胞から体中の様々なタイプの細胞へ分化可能であり、自己複製能も有しますが、大きな特徴は分化誘導をせずにそのまま静脈投与するだけで障害部位を認識し生着し、組織特異的な細胞に自発的分化をして修復することができることです。そのため「点滴で再生医療が実現できる」と期待されております。我々の研究チームでは健常状態と疾患状態で生体内Muse細胞がどのような動態の違いを見せるのか、組織特異的な分化はどのような機構でなされているのか、発生学的な由来はどこなのかなど、基礎的な解析を行うと共に、再生医療応用を目指して各種疾患モデルでの有効性安全性の検証を国内外の研究機関と共同で推進しています。

Figure 1 Muse細胞による再生医療の概要
Figure 1 Muse細胞による再生医療の概要

主な論文

  • - Kuroda Y, et al. Unique multipotent cells in adult human mesenchymal cell populations. Proc Natl Acad Sci U S A, 107: 8639-8643, 2010.
  • - Wakao S, et al. Multilineage-differentiating stress-enduring (Muse) cells are a primary source of induced pluripotent stem cells in human fibroblasts. Proc Natl Acad Sci U S A, 108: 9875-9880, 2011.
  • - Kuroda Y, et al. Isolation, culture and evaluation of multilineage-differentiating stress-enduring (Muse) cells. Nat Protoc, 8: 1391-1415, 2013.
  • - Dezawa M. Muse cells provide the pluripotency of mesenchymal stem cells: direct contribution of Muse cells to tissue regeneration. Cell Transplant, 2016.
  • - Uchida H, et al. Transplantation of Unique Subpopulation of Fibroblasts, Muse Cells, Ameliorates Experimental Stroke Possibly via Robust Neuronal Differentiation. Stem Cells, 34: 160-173, 2016.

OB・OGの主な進路

国立大学教員、海外ポスドク、国立大学博士研究員、国立大学病院臨床医、製薬会社社員

担当教員より進学志望者へのメッセージ

出身学部や専門分野にとらわれず、いろんなメンバーが集まって楽しく活発な研究生活を目指しております。興味を持ったら遠慮なく問い合わせてください。

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