循環器内科学(循環器内科)

Cardiovascular Medicine

臨床医学, 分子生物学・細胞生物学

循環器疾患の克服 -基礎研究から最先端医療開発まで-

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

下川 宏明下川 宏明

下川 宏明教授

SHIMOKAWA, Hiroaki Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-7153

E-Mail:m-daigakuin*grp.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.cardio.med.tohoku.ac.jp/

この分野の研究テーマ

  • 冠動脈攣縮・動脈硬化の分子機構、血管内皮機能
  • 先端医療機器開発

研究キーワード

冠動脈攣縮, 虚血性心臓病, 慢性心不全, 肺高血圧, 不整脈

技術キーワード

分子生物学, 血管生物学, 医療機器開発, アブレーション, 大規模疫学研究

分野の紹介

当科は、世界に真価の問える独創性のある研究を行うことを基本として、基礎研究から臨床応用に至る幅広いトランスレーショナルリサーチの実践を目指しています。 基礎研究では、血管平滑筋の収縮・弛緩を含む生体内の様々な生理機能の調節を司るRho-kinase経路に関する研究を長年行ってきています。この経路が、冠動脈攣縮・高血圧・肺高血圧・虚血再灌流障害を含む様々な心血管病の病態に深く関与し、新たな治療標的となることを示し、世界的なRho-kinase阻害薬の開発につながりました。また、内皮由来弛緩因子の一つである内皮由来過分極因子(endothelium-derived hyperpolarizing factor, EDHF)に関して、その本体が内皮から生理的濃度で産生される過酸化水素(H2O2)であることを世界に先駆けて同定し、この分野の研究で世界をリードしています。衝撃波を用いた先端医療機器の開発では、重症虚血性心臓病患者への血管新生治療や不整脈治療システムの開発を行っています。 臨床研究では、世界でも最大規模の1万人の慢性心不全患者の前向き登録研究(CHART-2研究)を実施中です。更に、わが国の多施設共同研究として、当科も中心メンバーとなり冠攣縮研究会や日本肺循環学会を設立し、冠攣縮および肺高血圧症の病態解明を精力的に行っています。上記のように、基礎研究から世界規模の臨床研究まで幅広く研究活動を行っており、常にその成果を臨床に結びつけることを目指しています。

Figure 1 心血管病の治療標的としてのRho-kinase経路
Figure 1 心血管病の治療標的としてのRho-kinase経路
Figure 2 内皮由来弛緩因子の産生と役割
Figure 2 内皮由来弛緩因子の産生と役割

主な論文

  • Sakata Y, et al. Clinical impacts of additive use of olmesartan in hypertensive patients with chronic heart failure. -The supplemental benefit of an angiotensin receptor blocker in hypertensive patients with stable heart failure using olmesartan (SUPPORT) Trial. Eur Heart J. 2015;36:915-923
  • Godo S, et al. Disruption of physiological balance between nitric oxide and endothelium-dependent hyperpolarization impairs cardiovascular homeostasis in mice. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2015 (in press)
  • Takahashi J, et al. Prognostic impact of chronic nitrate therapy in patients with vasospastic angina: multicentre registry study of the Japanese coronary spasm association. Eur Heart J. 36(4):228-37, 2015
  • Shimokawa H. 2014 Williams Harvey Lecture: importance of coronary vasomotion abnormalities-from bench to bedside. Eur Heart J. 35(45):3180-93, 2014
  • Satoh K, et al. Basigin mediates pulmonary hypertension by promoting inflammation and vascular smooth muscle cell proliferation. Circ Res.115(8):738-50, 2014

OB・OGの主な進路

国公立病院医師、私立病院医師、国公私立大学教員、診療所、医療行政機関、製薬メーカー、医療機器メーカー

担当教員より進学志望者へのメッセージ

当科では循環器病学の基礎研究から臨床研究まであらゆるレベルの研究が可能です。皆さんの生涯のライフワークが必ず見つかります。

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