救急医学(高度救命救急センター)

Emergency and Critical Care Medicine

臨床医学

急性期侵襲病態を解明する:basic scienceから大規模臨床研究まで

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

久志本 成樹久志本 成樹

久志本 成樹教授

KUSHIMOTO, Shigeki Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-7487

E-Mail:information*emergency-medicine.med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.emergency-medicine.med.tohoku.ac.jp/

その他の教員・スタッフ
  • 工藤 大介講師

    Lect.KUDO, Daisuke

この分野の研究テーマ

  • ダメージ関連分子パターンに注目した急性期侵襲病態の解明
  • 急性期侵襲病態の解明と治療法開発

研究キーワード

全身性炎症反応症候群, DAMPs, 凝固線溶異常, 急性期侵襲病態, 敗血症

技術キーワード

生体モニタリング, 人工臓器, 細胞治療, 災害医療

分野の紹介

救急・集中治療領域におけるミトコンドリアから災害医療まで、basic science から大規模研究にいたるまでをテーマとしています。
1)臨床研究
①ダメージ関連分子パターンに注目した急性期病態における生体応答制御:敗血症、外傷、心停止後症候群におけるmtDNA、HMGB-1、ヒストンなどのalarminsと炎症、免疫、凝固に関する臨床的検討を行い、新たな治療法へ展開します。
②急性期凝固異常の治療法確立とダメージ関連分子パターンに注目した外傷急性期病態解明:理論的背景に基づくdamage control resuscitation戦略を確立するために多施設共同研究のリーダーとして推進しています。
2)トランスレーショナルリサーチ
敗血症におけるMuse細胞に注目した間葉系幹細胞による治療:これまでの間葉系幹細胞によるcell-based therapyは、trophic effectに注目したものです。間葉系幹細胞は、胚葉を超える多様な細胞への分化能を有し、傷害部位にホーミングし、repair細胞として機能します。しかし、全ての間葉系幹細胞ではなく、その一部を構成するMuse細胞のみに認められる機能です。敗血症におけるMuse細胞の役割に注目し、①傷害部位におけるrepair細胞としての機能、②trophic effectの2つの側面から、cell-based therapyの可能性を探ります。
3)ビッグデータ解析
①ビッグデータ構築に基づく医療の質改善:外傷性脳損傷の二次侵襲制御と質の保証、②災害拠点病院としてのBusiness Continuity Plan構築を目指した研究を推進しています。

Figure 1 急性期病態における血漿ミトコンドリアDNA
Figure 1 急性期病態における血漿ミトコンドリアDNA
Figure 2 Muse細胞に注目した敗血症治療戦略
Figure 2 Muse細胞に注目した敗血症治療戦略

主な論文

  • Kushimoto S, et al. Body temperature abnormalities in non-neurological critically ill patients: a review of the literature. Journal of Intensive Care. 2:14, 2014
  • Kushimoto S, et al. The impact of body temperature abnormalities on the disease severity and outcome in patients with severe sepsis: an analysis from a multicenter, prospective survey of severe sepsis. Crit Care. 2013, 17:R271
  • Yamanouchi S, et al. Plasma mitochondrial DNA levels in patients with trauma and severe sepsis: Time-course and the association with clinical status. J Crit Care. 28(6):1027-31, 2013
  • Kushimoto S, et al. Relationship between extravascular lung water and severity categories of acute respiratory distress syndrome by the Berlin definition. Critical Care. 17:R132, 2013
  • Kudo D, et al. Low-dose interferon-α treatment improves survival and inflammatory responsesin a mouse model of fulminant acute respiratory distress syndrome. Inflammation.812-20, 2013

OB・OGの主な進路

新しい分野ですが、国内大学教授、県内外の多くの救命救急センター長など、救急・集中治療領域のリーダーとして活躍しています。

担当教員より進学志望者へのメッセージ

これからの領域としての救急・集中治療の主要テーマである敗血症、外傷、心停止後症候群などの急性期病態に対して、基礎研究から大規模多施設研究を展開します。

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