眼科学(眼科)

Ophthalmology

臨床医学, 分子生物学・細胞生物学

難治性眼疾患の病態解明と治療開発~失明ゼロを目指して~

医科学専攻

障害科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

中澤 徹中澤 徹

中澤 徹教授

NAKAZAWA, Toru Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-274-7294

E-Mail:eye*oph.med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.oph.med.tohoku.ac.jp/

この分野の研究テーマ

  • 早期診断・早期治療を目的とした緑内障病態メカニズムの解明
  • 患者検体を用いた緑内障バイオマーカーの探索

研究キーワード

緑内障, 神経保護, 創薬, ips細胞

技術キーワード

メタボロミックス解析, 薬剤スクリーニング, ゲノム解析, 幹細胞生物学

分野の紹介

急速な人口高齢化により、緑内障は我が国の失明原因第1位となっています。緑内障による失明の予防は、活気ある高齢社会を目指すためには重要なテーマです。
そのため我々は、緑内障の病態を解明し、緑内障の進行を抑制する神経保護治療の開発に取り組んでいます。また、その成果を基盤としてドラッグスクリーニングシステムによる臨床応用可能な神経保護薬の探索・開発を行っています。加えて、網膜神経保護治療、遺伝子治療、細胞治療、ドラッグデリバリーシステム開発、手術デバイス開発などに取組み、それを臨床で実践するトランスレショナルリサーチを目標としています。さらに緑内障だけではなく、種々の難治性眼疾患の病態解明、治療法の開発も行っています。
臨床研究では、緑内障病態の進行に関与すると考えられている眼血流や酸化ストレス研究、ゲノム研究、さらには病態進行の早期判別を目的としたバイオマーカー探索を行っています。
また、当眼科学教室には網膜疾患制御学寄附講座、視覚先端医療学寄附講座および眼科画像情報解析学寄付講座があり、それぞれ網膜疾患に対する先進医療の開発、網膜変性対する治療法の開発と臨床応用の推進、画像解析による緑内障の細分化と病態解明の研究を行なっております。これらの寄付講座とも連携することで基礎研究と臨床研究を融合させた先進的医療の発展に尽力しています。

Figure 1 ラタノプロストによる網膜神経節細胞の保護
Figure 1 ラタノプロストによる網膜神経節細胞の保護
Figure 2 緑内障患者における眼血流と酸化ストレス
Figure 2 緑内障患者における眼血流と酸化ストレス

主な論文

  • Yamamoto K, et al. The neuroprotective effect of latanoprost acts via klotho-mediated suppression of calpain activation after optic nerve transection. J Neurochem. 2016; Nov 15. doi: 10.1111/jnc.13902. [Epub ahead of print]
  • Shiga Y, et al. Optic Nerve Head Blood Flow, as Measured by Laser Speckle Flowgraphy, Is Significantly Reduced in Preperimetric Glaucoma. Curr Eye Res; 2016 May 9: 1-7.
  • Omodaka K, et al. Clinical Factors Associated with Lamina Cribrosa Thickness in Patients with Glaucoma, as Measured with Swept Source Optical Coherence Tomography. PLoS One 2016; 11(4): e0153707.
  • Himori N, et al. The association between systemic oxidative stress and ocular blood flow in patients with normal-tension glaucoma. Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 2016; 254(2): 333-41.
  • Nakazawa T. Ocular Blood Flow and Influencing Factors for Glaucoma. Asia-Pacific journal of ophthalmology 2016; 5(1): 38-44.

OB・OGの主な進路

大学教授、教員、東北メディカルメガバンク機構教授、国内留学(理化学研究所、国立長寿医療センター、がん研究会がん研究所など)、海外留学(ハーバード大学、米国国立衛生研究所、ミシガン大学、シンシナティ大学、ジョージア大学など)、理化学研究所、医局スタッフ、関連病院、クリニック

担当教員より進学志望者へのメッセージ

失明ゼロを目指して、臨床研究から問題点を探り、その解決に向け基礎研究に取り組んでいます。一緒に新しい治療法の開発に取り組みましょう。研究に情熱のある方大歓迎!

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