行動医学

Behavioral Medicine

臨床医学, 放射線医学・バイオイメージング, 生理学

疾病と行動・心理の関連を研究する ~ストレスの病態克服をめざして~

障害科学専攻

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

福土 審福土 審

福土 審教授

FUKUDO, Shin Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-8214

E-Mail:sfukudo*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

この分野の研究テーマ

  • 過敏性腸症候群における脳腸相関の病態解明
  • 脳腸ペプチドのストレス病態に果たす役割の解明

研究キーワード

行動医学, 心身医学, ストレス, 脳腸相関, コルチコトロピン放出ホルモン, 過敏性腸症候群, 情動

技術キーワード

脳画像解析, 消化管運動測定, 内臓知覚測定, 遺伝子研究, 心理性格検査

分野の紹介

ストレスの病態が脳科学によって解明され、その克服の方法が開発されれば、社会的な意義も大きい。行動医学とは、疾病と行動・心理の関連を研究する分野である。その主な対象は、ストレスの影響を受けるあらゆる疾患が研究の対象になり得る。生体は行動により環境への適応を図る。この反応の大きさはある範囲に調節されており、脳あるいは末梢臓器において、そこから逸脱するとストレス関連疾患が発症して来る。当教室の特徴は、心身相関の観点からストレスを追求することにある。この心身相関モデルの代表疾患が過敏性腸症候群である。過敏性腸症候群患者では内臓刺激に対する異所性の脳賦活化が内臓知覚過敏に関連すると考えられている。
教室では、脳画像と大脳誘発電位の両方でその変容を捉えることに成功した。さらに、ストレスに関連する心的外傷(トラウマ)、母子分離、失感情症、炎症による感作などにもアプローチし、その鍵物質の制御によるストレスの病態克服を目指している。

Figure 1 Nat Rev Gastroenterol Hepatolに出した脳腸相関の経路
Figure 1 Nat Rev Gastroenterol Hepatolに出した脳腸相関の経路
Figure 2 IBSの脳のfMRI。問題解決に際して前頭前野が活性化しにくい。
Figure 2 IBSの脳のfMRI。問題解決に際して前頭前野が活性化しにくい。

主な論文

  • - Aizawa E, et al. Altered cognitive function of prefrontal cortex during error feedback in irritable bowel syndrome: fMRI and dynamic causal modeling. Gastroenterology 143: 1188-1198, 2012.
  • - Sato N, et al. Corticotropin-releasing hormone receptor 1 gene variants in irritable bowel syndrome. PLos ONE 7: e42450, 2012.
  • - Seino S, et al. Enhanced auditory brainstem response and parental bonding style in children with gastrointestinal symptoms. PLos ONE 7: e32913, 2012.
  • - Fukudo S. IBS: Autonomic dysregulation in IBS. Nat Rev Gastroenterol Hepatol 10:569-571, 2013.
  • - Su J, et al. Injection of corticotropin-releasing hormone into the amygdala aggravates visceral nociception and induces noradrenaline release in rats. Neurogastroenterol Motil 27: 30-39, 2015.

OB・OGの主な進路

大学教員、博士研究員、公務員、臨床医、薬剤師、保健師、看護師、臨床心理士、製薬企業、書籍出版社

担当教員より進学志望者へのメッセージ

当教室は、脳と内臓の機能的関連から行動とストレス応答の謎を解き明かします。様々な科学的手法を駆使し、ストレスがどのように身体の変化をもたらすか、一緒に研究しましょう。

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