がん看護学

Oncology Nursing

看護学, 腫瘍学

がん患者のQOLを高めるケア開発に挑む -がん治療後の生活の再構築を促進するケアと遠隔看護システムの開発-

保健学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

佐藤 冨美子佐藤 冨美子

佐藤 冨美子教授

SATO, Fumiko Professor, R.N. Ph.D.

TEL:022-717-7926

E-Mail:fsato*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.oncolnurs.med.tohoku.ac.jp/

その他の教員・スタッフ
  • 佐藤 菜保子講師

    Lect.Sato, Naoko

この分野の研究テーマ

  • 乳がん術後上肢機能障害の予防改善に向けた介入研究
  • がん患者のストレスとQOLに関する研究

研究キーワード

がん看護, クオリティ・オブ・ライフ, セルフケア, 遠隔看護, リハビリテーション

技術キーワード

介入研究, 患者調査, 技術革新

分野の紹介

がん患者のクオリティ・オブ・ライフを高めるケア開発を目指し、多角的な研究に取り組んでいます。平成19年から開始した乳がん体験者の上肢機能障害予防改善に向けた介入プログラムの開発は、現在、術後5年までの長期介入効果とその結果をふまえた包括的な長期リハビリケアプログラム構築に向けて継続中です。患者が上肢機能を日常的にモニタリングし、医療者と患者が話しあってリハビリや生活を調整し、セルフケア実践を支持する術後3年までの介入は、(Figure 1、Figure 2)術後上肢機能障害を予防改善する効果が示唆されています。今後さらに長期的な効果を追求し、手術後の乳がん体験者が心身を調整し、早期に社会生活に適応できるための包括的なリハビリケアを構築し、普及させることを課題にしています。
また、前立腺がんの手術を受けた患者を対象に、情報端末を用いた遠隔看護システムの開発を平成26年度から開始しています。退院後、患者は失禁の回数や尿取りパッドの使用枚数、排尿時の痛みや症状の変化をタブレットで毎日入力し、そのデータを遠隔地にいる医師や看護師がクラウド経由でデータを確認し、リハビリの継続を管理、アドバイスを送るなどの看護を行うものです。本システムは、在宅患者への支援を補完する有効な手段になると考えられます。そのほか、種々のがん患者を対象としたQOL関連の調査・研究をもとに、がん治療後の生活の再構築を促進するケアを探求したいと考えています。

Figure 1 上肢症状累計数の比較
Figure 1 上肢症状累計数の比較
Figure 2 上肢障害評価表(DASH)得点の比較
Figure 2 上肢障害評価表(DASH)得点の比較

主な論文

  • Arinaga Y, Sato F, Piller N, Kakamu T, Kikuchi K, Ohtake T, Sakuyama A, Yotsumoto F, Hori T Sato N, A 10 Minute Self-Care Program May. Reduce Breast Cancer-Related Lymphedema: A Six-Month Prospective LongitudiNal Comparative Study, Lymphology 49, 93-106, 2016.
  • Sato F, Arinaga Y, Sato N, Ishida T, Ohuchi N, The Perioperative Educational Program for Im proving Upper Arm Dysfunetion in patients with Breast Cancer at I-Year Follow-Up: A prospective, Controlled Trial. Tohoku J. Exp. Med. 238. 187-265. 2016.
  • Sato N, et al. Immunolocalization of corticotropin-releasing hormone (CRH) and its receptors (CRHR1 and CRHR2) in human endometrial carcinoma: CRHR1 as a potent prognostic factor. .Int. J. Gynecol. Cancer Nov; 24(9):1549-57, 2014
  • Sato F, Ishida T, Ohuchi N. The Perioperative Educational Program for Improving Upper Arm Dysfunction in Patients with Breast Cancer: A Controlled Trial, Tohoku J. Exp. Med. 232,115-122, 2014
  • Sato N, et al. Corticotropin-Releasing Hormone Receptor 1 Gene Variants in Irritable Bowel Syndrome. PLoS ONE, 7(9): e42450.doi:10.1371/journal.pone.0042450, 2012

OB・OGの主な進路

大学教員、がん看護専門看護師

担当教員より進学志望者へのメッセージ

博士前期課程は専門看護師をめざす「CNSコース」と、研究によりがん看護を深く掘り下げる「研究コース」があります。臨床経験を活かし、キャリアアップを目指しませんか。

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