オートプシー・イメージングセンター

Autopsy Imaging Center

放射線医学・バイオイメージング

CT・MRIを使用した死亡時画像撮影・診断により、詳細な死因究明のサポートと個人識別の正確率向上を目指す

教員構成

石橋 忠司石橋 忠司

石橋 忠司教授

ISHIBASHI, Tadashi Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-7481

E-Mail:tisibasi*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.ai.med.tohoku.ac.jp

この分野の研究テーマ

  • 異常死体の死後画像所見の分析
  • 死後画像を使用した現代人における人類学的個人識別方法の確立

研究キーワード

法医学, 放射線診断学, 死因, 個人識別

技術キーワード

コンピュータ断層撮影, 核磁気共鳴画像, 法医解剖, 人類学的計測

分野の紹介

当センターでは、宮城県警察と法医学分野との連携により、異状死体に対する死後CT画像が、法医解剖をどの程度補完し、また解剖の代わりとなりえるのかという立場から、2009年5月から法医解剖前CT検査を開始し、2014年9月までに1,000件以上の事例について検査を行ない、死後画像の撮影、およびその読影を行っています。X線が発見された19世紀末、すでにその画像が法医学的に応用されていましたが、CTなどは当然開発すらされていない時代でしたので、内部に残存する弾丸や成傷器(凶器)断端などの異物を検出することが主な目的でした。それから100年以上が経過し、全世界でも、人口あたりのCTの設置台数が最大の我が国では、先進国の中でも低い解剖率を補完する目的もあり、CTなど使用した放射線診断による死因究明とその補助、いわゆる「オートプシー・イメージング」の概念が近年普及してきました。
我々はこれまでに、前述したような体内に遺存した成傷器先端部はもちろんのこと、解剖前に肺結核のような感染症であることを知らせて注意を喚起することで死後画像の有用性を報告し、低体温症(凍死)に特徴的な画像所見や、溺死体の肺にみられるパターンの分析、または骨盤部のCT画像を用いた性別判定法などについても論文発表を行っています。

Figure 1 頭蓋骨骨折の3D画像
Figure 1 頭蓋骨骨折の3D画像
Figure 2 骨盤部の多発骨折
Figure 2 骨盤部の多発骨折

主な論文

  • Usui A, et al. Postmortem lung features in drowning cases on computed tomography. Jpn J Radiol. Jul;32(7):414-20, 2014
  • Kawasumi Y, et al. Hypothermic death: possibility of diagnosis by post-mortem computed tomography. Eur J Radiol. Feb;82(2):361-365, 2013
  • Nakajima A, et al. The prevalence of morphological changes in the thoracolumbar spine on whole-spine computed tomographic images. Insights Imaging, Feb;5(1):77-83, 2014
  • Hayashizaki Y, et al. Sex determination of the pelvis using Fourier analysis of postmortem CT images. Forensic Sci Int. Jan;246:122.e1-9, 2015
  • Funayama M, Saito H, ed. Autopsy imaging; case presentation and imaging method. 1st ed. Ishiyaku publishers, inc., Tokyo, 2014[Jpn]

OB・OGの主な進路

医療機器メーカー社員、国立病院診療放射線技師、大学教員

担当教員より進学志望者へのメッセージ

法医学・放射線診断学、共に興味ある方は、ご連絡下さい。

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