医化学

Medical Biochemistry

基礎医学, 分子生物学・細胞生物学, ゲノミクス・ジェネティクス・エピジェネティクス

環境ストレス応答、および造血発生の分子メカニズムの解明

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

山本 雅之山本 雅之

山本 雅之教授

YAMAMOTO, Masayuki Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-8084

E-Mail:masiyamamoto*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.dmbc.med.tohoku.ac.jp/official/index.html

この分野の研究テーマ

  • Keap1-Nrf2制御系による環境応答の制御機構
  • GATA転写因子群の生理機能と時空間特異的遺伝子発現制御機構

研究キーワード

転写因子, 環境応答, 血球分化, Keap1-Nrf2, GATA

技術キーワード

遺伝子改変マウス, 遺伝子導入マウス, 細胞培養, フローサイトメトリー

分野の紹介

活性酸素種や食物に含まれる親電子性物質などの酸化ストレスは、DNAやタンパク質、脂質などの生体高分子を酸化することで傷害を与えるため、ガンや糖尿病などの生活習慣病を引き起こす素因になると考えられています。このような酸化ストレスに対し、細胞はすみやかに生体応答を発動することで、その恒常性維持と適応に努めています。この生体応答の制御機構において、重要な機能を担っているのが、Keap1-Nrf2システムです。私たちの研究室では、生化学・分子生物学的な解析とマウス発生工学的手法による個体レベルの解析、さらには構造生物学的なアプローチも取り入れて、多角的にKeap1-Nrf2システムによる分子レベルの制御機構とその生理機能を解明し、世界をリードし続けています。
他にも、造血系および腎泌尿器系の発生と機能維持において重要な役割を担い、様々なヒト遺伝子疾患の原因となることが知られているGATA転写因子群の生理機能と、組織特異的な発現様式を規定する制御領域の解明に取り組んでいます。さらに、ここから発展して、赤血球産生を制御する造血ホルモンであるエリスロポエチン(Epo)遺伝子の発現制御、特に腎臓におけるEpo産生細胞の同定を、遺伝子導入、改変マウスを用いて、世界に先駆け同定しています。

Figure 1 Keap1/Nrf2の環境応答分子メカニズム
Figure 1 Keap1/Nrf2の環境応答分子メカニズム
Figure 2 GATA因子群の機能解析
Figure 2 GATA因子群の機能解析

主な論文

  • Yamazaki H, et al. A remote GATA2 hematopoietic enhancer drives leukemogenesis in inv(3)(q21;q26) by activating EVI1 expression. Cancer Cell 25, 415-427 , 2014
  • Suzuki N, et al. Erythropoietin production in neuroepithelial and euralcrest cells during primitive erythropoiesis. Nature Commun 4: 2902, 2013
  • Yamazaki S, et al. A mouse model of adult-onset anaemia due to erythropoietin deficiency. Nature Commun 4, 1950 ,2013
  • Mitsuishi Y, et al. Nrf2 redirects glucose and glutamine into anabolic pathways in metabolic reprogramming. Cancer Cell 22, 66-79, 2012
  • Taguchi K, et al. Keap1 degradation by autophagy for the maintenance of redox homeostasis. Proc Natl Acad Sci USA 109, 13561-13566, 2012

OB・OGの主な進路

国公立大学教員、研究員、私立大学教員、国立研究所研究員、製薬企業研究員、食品企業研究員、病院医師

担当教員より進学志望者へのメッセージ

当研究室では、少人数のグループ制により、担当教員が丁寧に指導します。また、大小の研究ミーティングで研究成果を発表・聴講し、プレゼンのスキルアップが図れます。

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